ボロニーズ
イタリア・ボローニャの貴族の室内犬として続いてきた白い小型犬です。同じビション系のなかでも静かで落ち着いていますが、人と一緒にいることを前提にした犬種で長い留守番には向きません。
- 体重
- 2.5–4 kg
- 寿命
- 12–14 年
体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。
犬種の背景と特徴
ボロニーズはイタリアのボローニャ地方で、貴族の家庭の室内犬として飼われてきたビション系の犬種です。マルチーズやビション・フリーゼ、ハバニーズと祖先を共有しますが、テンポが違います。にぎやかに走り回るより、少し離れて様子をうかがうタイプが多く、この落ち着きこそがボロニーズを選ぶ理由になります。
同時に、社会化を怠ると人見知りとして固まりやすい面でもあります。日本ではほとんど流通しておらず、入手には時間がかかると考えてください。
運動と遊び
運動量は少なめです。1日15〜20分の散歩を2回に、室内での短い遊びやノーズワークを足せば足ります。ただし運動量が少ないことと刺激が要らないことは別です。
外に出る機会が乏しいと、玄関の物音やインターホンに過敏に反応する犬になります。散歩は体力消費ではなく、世の中に慣れる時間として使ってください。
被毛と日常のお手入れ
被毛は白く、全身が柔らかい房のようにうねりながら伸びます。抜け毛はごくわずかで掃除の負担は軽い一方、手入れを怠れば確実に絡みます。毎日数分のブラッシングと、4〜8週ごとのトリミングを最初から生活費に組み込んでください。
白い毛なので涙やけが目立ちます。目の周りは短く保ち、毎日拭く習慣をつけましょう。
迎える前に確認すること
見落とされやすいのは留守番です。人のそばにいることを前提に作られた犬種なので、練習のないまま8時間の留守番を始めると分離不安が出やすくなります。健康面では膝蓋骨脱臼、進行性網膜萎縮、そして小型犬共通の歯周病が知られています。
頭数が少ないため、健康検査をしているブリーダーを探す時間も見込んでおいてください。
住環境と世話の計画
日本の集合住宅では扱いやすい犬種です。体が小さく運動量も控えめで、吠えも比較的少なめです。滑るフローリングは膝の負担になるので動線にマットを敷き、梅雨から夏はシャンプー後に根元まで乾かすこと、暑い時期は短めにカットして通気を確保することが皮膚トラブルの予防になります。