ブリタニー
フランス・ブルターニュ地方の鳥猟犬。見た目はスパニエルですが、獲物を見つけて静止し位置を知らせるポインターに近い働きをします。手入れは楽な一方、運動量が非常に多く、叱責に弱い繊細さがあります。
- 体重
- 13.6–18.1 kg
- 寿命
- 12–14 年
体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。
犬種の背景と特徴
ブリタニーはフランス北西部ブルターニュ地方で、徒歩の猟師とともに野原を左右に走査しながら鳥を探してきた猟犬です。名前と外見からスパニエルだと思われがちですが、実際の仕事は鳥を見つけて静止し、その位置を知らせるポインターの働きに近く、アメリカのケネルクラブでも名称からスパニエルが外されています。一日中広い野を往復しながら、同時にハンドラーとの距離を測り続ける必要があったことが、今のスタミナと人の合図への敏感さを説明します。
運動と遊び
運動量は多い部類で、飼えるかどうかの分かれ目になります。1日2時間近く、しかもその相当部分をリードなしで走れる形にする必要があります。安全に囲われた場所での自由運動、自転車での並走、アジリティやノーズワークといった活動を組み合わせて、体と頭の両方を使わせてください。
運動が足りないブリタニーは静かになるのではなく神経質になり、小さな物音への反応が大きくなります。
被毛と日常のお手入れ
手入れは軽い部類です。被毛は短く寝ていて飾り毛も控えめなので、週1回のブラッシングでほぼ足り、定期的なトリミングも不要です。ただし垂れ耳は湿気がこもるため、週に一度は確認してください。
迎える前に確認すること
初心者が読み違えるのは繊細さです。多くのブリタニーは打たれ弱く、大声で叱ったり力で押さえたりすると学習するのではなく固まってしまいます。望ましい行動を見つけて報酬で伸ばすやり方のほうがはるかに速く通ります。
人と離れることも苦手なので、留守番の練習は意識的に必要です。健康面では股関節形成不全とてんかん、そして垂れ耳による外耳炎が挙がります。
住環境と世話の計画
日本の住宅事情では、体格ではなく運動時間が壁になります。15kg前後なので中型犬可の物件なら室内飼育は可能ですが、雨の日も含めて毎日2時間近く動かせるかが現実的な判断基準です。逆に、ランニングや登山を習慣にしている人にはとてもよく合う犬種です。
短毛なので暑さ自体は比較的しのぎやすいものの湿度には弱いので、夏は早朝と夜に散歩を移してください。