シルキー・テリア

オーストラリアでオーストラリアン・テリアとヨークシャー・テリアから作られた小型テリアです。愛玩犬に見えて中身はテリアで、毎日の散歩と頭を使う時間が欠かせません。

シルキー・テリア · 参考イラスト
参考イラスト
体重
3.6–4.5 kg
寿命
13–15 年

体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。

犬種の背景と特徴

シルキー・テリアはシドニー周辺で、オーストラリアン・テリアとヨークシャー・テリアを交配して定着した犬種です。ここで誤解が生まれやすい点があります。見た目から愛玩犬だと思われがちですが、もともとは家や庭のネズミを相手にしていたテリアです。

体重3.6〜4.5kgとヨークシャー・テリアよりやや大きく胴も長め、そして性格ははっきり活動的です。この違いを知らずに迎えると期待と現実がずれます。

運動と遊び

運動は1日40分ほどが目安で、散歩だけでは足りないことが多い犬種です。においを嗅がせる、おやつを探させる、短いトレーニングをするといった頭を使う時間を10〜15分入れると室内が落ち着きます。土を掘る、小さな動きを追うといったテリアらしい本能が残っているので、鉢植えを掘り返したり窓の外の鳥に反応したりします。

吠えも管理対象です。体格のわりに声が通り警戒心もあるため、子犬のうちからインターホンや廊下の音に慣らしておきましょう。

被毛と日常のお手入れ

被毛はアンダーコートのほとんどないシングルコートで、人の髪のようにまっすぐ伸びます。抜け毛は少ない反面その場で絡むため、2日に1回は根元までコームを通し、4〜6週ごとのトリミングが事実上の固定費になります。短くカットする選択も問題ありませんが、どちらにしても耳の後ろ、脇、お腹まわりは継続的に確認が必要です。

シャンプー後は根元まで完全に乾かしてください。

健康面で確認すること

健康面では膝蓋骨脱臼とレッグ・カルベ・ペルテス病が多く、小型犬共通の気管虚脱も見られます。首輪よりハーネスのほうが安全です。ほかに糖尿病や門脈体循環シャントの報告があるので、多飲多尿や成長不良が見られたら早めに血液検査を受けてください。

歯周病の進行も早い犬種です。

住環境と世話の計画

日本の集合住宅では体格の面では問題ありませんが、二つの準備が要ります。一つは吠えで、壁越しに音が伝わる環境では警戒心の強いテリアは苦情につながりやすいため、吠える代わりの行動を教えておくと安心です。もう一つは梅雨から夏の湿度で、長い被毛が湿ったままだと皮膚炎や外耳炎を繰り返します。

夏場は胴回りを短く整えると管理が楽になります。滑る床対策のマットも併せて用意してください。

犬種の比較

出典

  1. FCI — AUSTRALIAN SILKY TERRIER (236)

    犬種名・原産地・外見・分類の標準資料。複数のサイズや毛の種類が含まれる場合は該当する区分を確認してください。

    犬種名・資料URLの確認:

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。