やどりぎ(宿り木)
危険ヤドリギはASPCAが犬に有毒と分類しています。トキサルブミン(毒性タンパク)とレクチンを含み、嘔吐や下痢を起こし、多量では血圧低下・徐脈・呼吸困難まで進むことがあります。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
おやつとして与えないでください
体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 元気がなく、ぐったりする
- 低血圧
- 徐脈
- 呼吸困難
- ふらつき・運動失調
- 歯ぐきなどの粘膜が白っぽくなる
- 倒れる
この食品について詳しく
ヤドリギ(アメリカヤドリギ Phoradendron flavescens)は、ASPCAの有毒植物データベースに犬・猫・馬いずれにも有毒として掲載されています。有毒成分はトキサルブミンとレクチンで、ホラトキシン、ビスクミンといった名前が挙げられています。記載されている症状は嘔吐、下痢、まれに低血圧、呼吸困難、徐脈です。Pet Poison Helplineも、葉や実を食べると多くは消化器症状が出て、多量では血圧が下がりふらつく歩き方になることがあると説明しています。
日本で問題になる経路は主に二つあります。一つはクリスマスの飾りです。リースやスワッグ、玄関に吊るす小枝から白い実が落ち、床に転がったものを犬がなめ取ります。もう一つは、冬の生け花やドライフラワーとして持ち込まれる枝です。造花のヤドリギと本物は離れて見ると区別がつかないので、どちらをかじったか分からないときは本物として扱ってください。
食べた場合、まず嘔吐と下痢が出ることが多いです。緊急度が変わるのはその先です。歯ぐきが白っぽくなる、ぐったりして立てない、酔ったようにふらつく、脈が遅くなる、呼吸が苦しそうになる。これらは胃腸ではなく循環に影響が及んだサインなので、朝まで待たずに受診してください。
食べた部位(葉・茎・実)とおおよその量、時刻を控えて、かかりつけの動物病院、夜間であれば救急動物病院に連絡してください。残った枝はそのまま持参すると診療の助けになります。家庭で塩やオキシドールを使って吐かせるのは絶対にやめてください。催吐が適切か、活性炭を使うか、点滴をしながら血圧と心拍を監視するかは獣医師が判断します。
よくある質問
- 白い実を数粒食べてしまいました
- 食べた数と時刻を控えて動物病院に連絡してください。多くは嘔吐や下痢で済みますが、歯ぐきが白っぽい、ふらつく、呼吸が苦しそうといった様子があれば救急として受診してください。まず残りの枝を犬の届かない場所へ移してください。
- 造花のヤドリギなら安全ですか
- 植物毒はありませんが、誤飲による閉塞の危険は残ります。特にワイヤー入りの枝や小さな硬い実は危険です。飲み込んだと分かったら大きさと個数を伝えて病院に相談し、えずきを繰り返す、おなかを痛がる、便が出ない場合は緊急として扱ってください。
- ヤドリギのお茶やエキスなら少しは平気でしょうか
- 人向けの健康茶やエキスであっても、犬に安全という根拠はありません。ASPCAはヤドリギを犬に有毒な植物として分類しています。なめた量と濃度、時刻を整理して病院に電話し、嘔吐・下痢・元気消失・ふらつきが出たらすぐ連れて行ってください。