つつじ(ツツジ・シャクナゲ)
危険ツツジやシャクナゲは犬に有毒です。ASPCAは有毒成分をグラヤノトキシンとし、嘔吐・下痢・脱力に加えて心不全までを症状として挙げています。春の散歩道では特に注意が必要です。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
おやつとして与えないでください
体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 過剰なよだれ
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 脱力
- ふらつき・運動失調
- 徐脈
- 不整脈
- 低血圧
- 元気や反応が乏しくなる
- けいれん発作
- 倒れる
この食品について詳しく
ツツジもシャクナゲも同じツツジ属(Rhododendron)で、ASPCAはこの属を「犬に有毒」と分類しています。有毒成分はグラヤノトキシンで、ASPCAが挙げる症状は「嘔吐、下痢、脱力、心不全」です。おなかを壊すだけの植物ではなく、心臓まで巻き込む植物だという点が重要です。
グラヤノトキシンは細胞膜のナトリウムチャネルに結合し、神経と筋肉の細胞が正常に興奮を止められないようにします。そのため最初はよだれと嘔吐という消化器症状で始まりますが、量が多いと心拍が遅くなり血圧が下がり、脚に力が入らずふらつく、立てないという状態になります。重症では不整脈、発作、昏睡へ進みます。葉、花、若い枝のいずれにも含まれ、この花の蜜からできた蜂蜜でも中毒が知られています。
日本で問題が起きやすい場所は決まっています。四月から五月の公園や街路のツツジの植え込み、団地や住宅の生け垣、ハイキングコース沿いの低木です。犬は低い枝の葉をかじったり、落ちた花を拾い食いしたりして曝露します。剪定した枝を庭にまとめて置いてある場合も同じで、乾いた枝葉が安全になるわけではありません。体が小さいほど、同じ量でも危険になります。
今すべきことは、すぐに動物病院、夜間なら救急動物病院に連絡することです。どの部位をどれくらい、何時ごろ食べたかを整理し、可能なら残った枝や花を写真に撮るか切って持参してください。一度吐いて落ち着いたように見えても、心臓の症状は遅れて出ることがあるため、様子を見るという判断はしないでください。家庭で無理に吐かせないでください。すでに脱力している犬や心拍が遅い犬では状態を悪化させます。催吐処置、活性炭の投与、点滴、心電図の監視、徐脈と低血圧への対応は獣医師が判断して行います。
よくある質問
- 落ちていたツツジの花を拾い食いしました
- 花にもグラヤノトキシンが含まれます。いくつを何時ごろ食べたか、犬の体重を整理して、今すぐ動物病院に連絡してください。吐いたあと元気に見えても心臓の症状は後から出ることがあり、様子見はおすすめしません。
- 剪定した枝なら乾いているので安全ですか
- 安全にはなりません。グラヤノトキシンは乾燥しても失われず、まとめて置かれた枝葉は犬がかじりやすい形になっています。ツツジやシャクナゲの剪定枝は袋に入れて、犬が近づけない場所で処分してください。
- 葉をかんで吐き出したようですが受診は必要ですか
- かんでいる間に汁を飲み込んでいる可能性があり、吐き出したから安全とは言えません。よだれ・嘔吐・元気消失があればすぐ受診し、症状がなくても動物病院に電話して状況を説明してください。