ナツメグ

危険

ナツメグのミリスチシンは見当識障害、興奮、頻脈、高血圧、重症例ではけいれんを起こす。問題とされる閾値は約5g(粉末で小さじ1杯、種子2〜3個)で、症状は3〜8時間後に遅れて出る。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

ナツメグ · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

おやつとして与えないでください

体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 周囲や方向が分からなくなる
  • 強い興奮・落ち着きのなさ
  • 頻脈
  • 高血圧
  • 口の乾燥
  • 腹痛
  • 震え
  • けいれん発作

この食品について詳しく

ナツメグで問題になる成分はミリスチシンで、エレミシンやサフロールとともに弱いMAO阻害作用と抗コリン様の中枢作用を示す。多量に摂取すると、幻覚を見ているかのような見当識障害と異常行動、興奮、頻脈、高血圧、口渇、腹痛、重症例では振戦やけいれんが現れる。ここで決定的なのは用量である。Pet Poison Helplineは、影響が出るにはかなり多い量を食べる必要があるという立場を取っており、報告されている問題の閾値は約5g、粉末で小さじ1杯、あるいは種子2〜3個程度とされる。つまり料理に振りかけた程度の微量は緊急事態ではない。一方で、製菓用に計量して置いた分量、スパイス瓶を倒して食べてしまった場合、ホールの種子を噛み砕いた場合はまったく別の話になる。日本の家庭ではハンバーグやミートソース、ホワイトソース、焼き菓子の下ごしらえでナツメグを使う場面が多く、調理台に出した瓶が事故の入口になりやすい。時間感覚も重要である。症状は摂取から3〜8時間遅れて現れ、48時間続くことがあるため、夜に元気でも明け方に異常が出る典型的な遅発パターンをとる。食べた量がはっきりしない場合は、すぐにかかりつけの動物病院か夜間の救急動物病院に連絡し、体重あたりの摂取量を一緒に計算してもらうこと。家庭で吐かせてはいけない。スパイス容器と残量をそのまま持参すると判断が速くなる。なおシナモンは同じ危険度ではなく、調理に使う量では主に口腔と消化管の刺激にとどまる。

よくある質問

料理に振ったナツメグを少しなめただけでも危険ですか?
振りかけた程度の微量なら緊急ではありません。Pet Poison Helplineは影響が出るにはかなり多い量が必要という立場で、問題の閾値は約5g(粉末で小さじ1杯)とされています。量がはっきりしない場合や小型犬なら動物病院に確認してください。
食べてから数時間経ちますが元気そうです。
まだ安心はできません。ナツメグの症状は3〜8時間遅れて現れ、48時間続くことがあります。意味のある量を食べたなら夜間こそが観察すべき時間帯なので、今のうちに動物病院へ連絡し、見るべきサインを確認しておいてください。
シナモンも同じくらい危険ですか?
同じ危険度ではありません。シナモンは調理に使う量では主に口の中と消化管を刺激する程度で、ナツメグのミリスチシンのような中枢神経作用は起こしません。ただし粉末を大量に吸い込んだり多量に食べた場合は動物病院に相談してください。

出典

  1. Pet Poison Helpline

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。