ユーラシア

1960年代のドイツで、静かで家族とともに暮らす気質を目標に作られたスピッツ。ほとんど吠えず同居しやすい一方、家族と離れた飼い方には耐えられません。

ユーラシア · 参考イラスト
参考イラスト
体重
18–32 kg
寿命
12–16 年

体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。

犬種の背景と特徴

ユーラシアは1960年代のドイツで始まった比較的新しい犬種です。ウルフスピッツとチャウチャウの系統に、のちにサモエドを加えて作られました。目的は最初から明確で、特定の作業に秀でた犬ではなく、家族と一緒に暮らすのに最も適した気質を作ることでした。

その結果が今のユーラシアです。室内では落ち着いていてほとんど吠えず、見知らぬ人には騒がずに距離を取るだけです。スピッツ系でこの組み合わせは珍しいものです。

性格と暮らし方

ただし条件が一つあります。この犬種は家族の中で暮らす必要があります。庭やケンネルに離して飼うと気質が崩れ、家庭内の雰囲気が張り詰めていると目に見えて萎縮します。

しつけも同様で、力で押さえる方法は通りません。関係が良ければよく従いますが、抑えつけられると心を閉ざします。

運動と遊び

運動は1日1時間ほどです。激しい運動を要求する犬種ではありませんが、毎日外に出てにおいを嗅ぎながら歩く時間は必要で、変化のある山道のようなコースを好みます。ジョギングの相棒やドッグスポーツ向きではありません。

被毛と日常のお手入れ

被毛はやや長いダブルコートです。普段は週2〜3回のブラッシング、年2回の換毛期には3週間ほど毎日下毛を掻き出す必要があります。トリミングはせず、夏でもバリカンを入れません。

シャンプー後は下毛が乾きにくいため、風量の大きいドライヤーがほぼ必須です。健康面では股関節・肘関節形成不全、まつげが眼を刺激する眼瞼疾患、甲状腺機能低下症が知られています。犬種としてまだ若く頭数も多くないため、血統管理を丁寧に行う繁殖者を選ぶことが特に重要です。

住環境と世話の計画

日本の集合住宅での最大の利点は静かさです。吠えによる近隣トラブルが起きにくく、室内では落ち着いています。課題は体格と夏です。

20〜30kg台の犬とエレベーターに毎日乗ることになり、厚いダブルコートは日本の高温多湿で熱を逃がしにくくなります。真夏は散歩を早朝と夜に移し、室内の冷房を切らさないでください。

犬種の比較

出典

  1. FCI — EURASIER (291) (EURASIAN)

    犬種名・原産地・外見・分類の標準資料。複数のサイズや毛の種類が含まれる場合は該当する区分を確認してください。

    犬種名・資料URLの確認:

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。