オールド・イングリッシュ・シープドッグ

イギリスで家畜を市場まで追っていた大型の牧畜犬です。性格はおおらかで遊び好きですが、被毛の手入れが飼育のほぼすべてで、多くの家庭は短くカットして飼っています。

オールド・イングリッシュ・シープドッグ · 参考イラスト
参考イラスト
体重
27–45 kg
寿命
10–12 年

体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。

犬種の背景と特徴

オールド・イングリッシュ・シープドッグは、イングランド西部で牛や羊を市場まで長距離移動させていた牧畜犬です。細かく群れを操るタイプではなく、押して動かす仕事だったため、性格は全体に穏やかで反応も爆発的ではありません。その代わり体で人を押して誘導しようとする癖が残っています。

子犬のうちは愛らしい行動ですが、30kgを超える成犬が同じことをすると、子どもや高齢の家族には負担になります。

性格と暮らし方

吠え声は低く大きく、壁を越えて響きます。集合住宅では吠えの対策を先に計画してください。運動は1日1時間ほどで、激しい運動より安定した散歩と遊びが合います。

賢い一方で単調な反復を退屈がるため、短く変化のあるトレーニングが向いています。

被毛と日常のお手入れ

手入れがこの犬種の核心です。硬い上毛と撥水性の下毛からなる厚いダブルコートで、フルコートを保つには週3回以上、毎回1時間を超えるブラッシングを皮膚まで届かせる必要があります。表面だけ梳かすと内側で毛玉になり、その下の皮膚が蒸れて炎症を起こします。

そのため実際には6〜8週ごとに短くカットして飼う家庭がほとんどで、大型犬のトリミング費用は固定費として最初から見込んでおく必要があります。目にかかる毛も定期的に整えてください。

健康面で確認すること

健康面では股関節形成不全、甲状腺機能低下症、白内障などの眼疾患、自己免疫性溶血性貧血が知られ、胸が深い体型のため胃拡張胃捻転のリスクもあります。食事は1日2〜3回に分け、食後すぐの運動は避けてください。

住環境と世話の計画

日本では大型犬可の住宅を確保できるかが最初の関門になります。加えて梅雨から夏にかけての湿度では被毛の中が乾かず皮膚トラブルが起きやすいため、夏は短めにカットし、シャンプー後は根元まで完全に乾かしてください。

犬種の比較

出典

  1. FCI — OLD ENGLISH SHEEPDOG (16)

    犬種名・原産地・外見・分類の標準資料。複数のサイズや毛の種類が含まれる場合は該当する区分を確認してください。

    犬種名・資料URLの確認:

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。