ミニチュアプードル
水鳥を回収する猟犬を小型化した犬種です。抜け毛はほとんどありませんが4〜6週ごとのトリミングが前提で、頭がよく訓練は入りやすい反面、退屈すると吠えやいたずらに直結します。
- 体重
- 5–7 kg
- 寿命
- 12–15 年
体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。
犬種の背景と特徴
プードルの出自は愛玩犬ではなく、水に飛び込んで撃ち落とされた鳥を回収する猟犬です。のちにフランスでサイズごとに整理され、スタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイに分かれました。ミニチュアは体高およそ28〜35cmの区分にあたります。
日本ではトイプードルの人気が突出していてミニチュアはあまり見かけませんが、性質はほぼ同じで、体が少し大きく骨格が丈夫なぶん運動にも耐えます。体は小さくなっても、働く頭はそのまま残っている犬種だと考えてください。
運動と遊び
運動は1日合計40〜60分を2回に分けるのが目安です。ただし距離より中身が重要で、同じコースを速く歩くより、においを十分に嗅がせ、室内でノーズワークやおもちゃ探し、短いトレーニングを10〜15分入れるほうが落ち着きます。プードルが問題行動を起こす原因は運動不足よりも退屈です。
やることがないと自分で仕事を作り、インターホンに吠え、物を壊し、飼い主につきまとって要求するようになります。
被毛と日常のお手入れ
被毛はカールしたシングルコートで抜け毛は非常に少なく、賃貸やマンションでは扱いやすい犬種です。ただし抜けない毛はその場で絡まります。毎日3〜5分でも耳の後ろ、脇、首輪の当たる部分をコームで根元まで通し、4〜6週ごとのトリミング(1回おおよそ7,000〜10,000円)を固定費として見込んでおいてください。
放置するとサロンで短く刈るしかなくなります。
迎える前に確認すること
初心者が見落としやすい点が三つあります。覚えが早いぶん飼い主の失敗も同じ速さで学ぶこと、人への依存が強く留守番の練習を後回しにすると分離不安になること、そして垂れ耳で耳道に毛が生えるため外耳炎を繰り返しやすいことです。健康面では膝蓋骨脱臼、進行性網膜萎縮、レッグ・カルベ・ペルテス病、てんかん、アジソン病が知られています。
住環境と世話の計画
日本の住宅ではフローリングが最初の課題になります。滑る床は膝に直接響くので、犬の動線にマットを敷いてください。梅雨から夏の湿度も要注意で、カールした被毛と垂れ耳は水分を抱え込みます。
シャンプー後は根元まで乾かし、夏は胴回りを短めにして通気を確保すると管理が楽になります。