アボカド

注意

多くのリストが言うような一律の「中毒」ではありません。犬はペルシンに比較的抵抗性があり、実際の危険は高脂質による膵炎と、種を飲み込んだときの食道・腸閉塞です。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

アボカド · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 食欲不振
  • えずく

この食品について詳しく

アボカドは「犬に有毒」と断定して書かれていることが多いのですが、獣医学の資料はもう少し丁寧です。問題とされる成分はペルシン(persin)で、授乳中の哺乳類には乳腺壊死を、鳥類や一部の哺乳類には心筋壊死を起こします。ただしメルク獣医マニュアルは、犬はペルシンに比較的抵抗性があると記述し、犬や猫でペルシンによる乳腺・心臓への影響が信頼できる形で報告された例はないとしています。精製ペルシンの実験ではマウスで60〜100mg/kgに乳腺炎、100mg/kg超で心筋壊死が見られましたが、犬での基準量は確立されていません。 犬にとって実際に危険なのは別のところです。ひとつは脂質です。アボカドは脂質が非常に多く、数時間以内に嘔吐・下痢・腹痛・食欲不振を起こし、膵炎の引き金になり得ます。もうひとつが種です。アボカドの種は大きく硬く、表面がつるつるしているため、食道や腸に詰まる異物閉塞を起こしやすく、内視鏡や開腹手術が必要になることがあります。これがアボカドで最も現実的な緊急事態です。えづく動作を繰り返す、食べ物をまったく飲み込めず吐き戻す、よだれを流して苦しがる、といった様子は閉塞のサインです。皮と葉は果肉よりペルシンが多いので与えないでください。 日本の食卓ではアボカドを刺身やサラダ、アボカドディップで使う機会が多く、種や皮を生ごみとして片付けるまでの間に犬が拾うケースが目立ちます。ゴミ箱は必ず蓋つきにしてください。またワサビ醤油やタマネギを使ったディップは、アボカドとは別の危険が加わります。 なお鳥はまったく事情が違います。鳥類はアボカドに極めて弱く、すりつぶしたアボカド8.7gでセキセイインコが48時間以内に死亡した記録があります。同居に鳥がいる家庭では犬の基準で判断しないでください。 対応としては、果肉を少し盗み食いした程度なら消化器症状の観察で足りることが多い一方、種を飲み込んだ、または飲み込んだ可能性がある場合は、犬の大きさにかかわらずすぐに動物病院、夜間なら夜間救急動物病院に連絡してください。脂質を多く摂った後に嘔吐や腹痛が続く場合も同様です。家庭で無理に吐かせないでください。大きな種を吐かせると食道に詰まって悪化することがあり、処置方法は獣医師が判断します。

よくある質問

アボカドの果肉を少し食べてしまいました
犬はペルシンに比較的抵抗性があり、少量の果肉で中毒になることはありません。ただし脂質が多く嘔吐・下痢・腹痛が出ることがあるので、数時間様子を見て症状が続けば受診してください。
アボカドの種を飲み込みました
すぐに動物病院へ連絡してください。種は大きく硬いため食道や腸の異物閉塞を起こし、内視鏡や手術が必要になることがあります。家庭で吐かせようとしないでください。
アボカドの皮やディップは大丈夫ですか?
皮と葉は果肉よりペルシンが多いため避けてください。ディップはタマネギが入っていることが多く、こちらは犬にとってアボカドより深刻な中毒の原因になります。

出典

  1. Merck Veterinary Manual

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。