ケーキ
注意ケーキ一切れがすぐ中毒になるわけではありませんが、チョコ生地やガナッシュ、レーズン、キシリトール入りのクリームなら話は別です。生クリームやバタークリームの脂肪は膵炎を、ろうそくや敷き紙は誤飲事故を起こします。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 水を多く飲む
- 頻脈
- 震え
- けいれん発作
- 低血糖
- 腹痛
- 背中を丸める・前半身を低くしてお尻を上げる姿勢
- 食欲不振
- 血中の窒素老廃物の増加
- 腸閉塞
この食品について詳しく
ケーキが食卓から消えたとき、確認すべきことは三つです。どんなケーキか、どのくらい食べたか、犬の体重は何kgか。この三つがそろって初めて獣医師が計算できます。
いちばん急ぐのはチョコレートです。Merck獣医マニュアルによれば、メチルキサンチンの含有量はミルクチョコレートで1gあたり約2.3mg、ダークで5.3〜5.6mg、製菓用で15.5mg、ココアパウダーで28.5mgです。ケーキのチョコ生地に使われるココアパウダーは含有量の高いほうで、ガナッシュやチョコクリームはダークチョコレートに近い扱いになります。犬は20mg/kgから嘔吐・下痢・多飲、40〜50mg/kgで心毒性、60mg/kg以上でけいれんが出ます。体重5kgの犬なら最初の基準は100mgで、ダークチョコレート換算で約18g。ガナッシュが厚くかかった一切れなら届きうる量です。
二つめはレーズンです。パウンドケーキ、シュトーレン、フルーツケーキ、キャロットケーキにはレーズンやカラントが入ります。ぶどう・レーズンには犬にとって安全な量がなく、Merckはぶどう換算で体重4.5kgあたり1粒超を危険域としています。急性腎障害は24〜72時間後に表れます。三つめはキシリトールで、糖質オフやシュガーレスのケーキ、市販のフロスティングに入ることがあります。100mg/kgで低血糖、500mg/kgで肝障害の域、低血糖は早ければ30分で出ます。
チョコもレーズンも入っていない生クリームのケーキなら急性中毒ではありません。それでも安心はできません。生クリームやバタークリームは脂肪の塊で、AKCは一度に大量の脂肪をとるだけで膵炎の発作が起きうると警告しています。6〜48時間のうちに嘔吐の繰り返し、食欲低下、腹痛が出て、背中を丸めて前足を伸ばす姿勢が特徴です。最後に、ケーキには食べ物でないものが付いています。ろうそく、プラスチックの飾り、敷き紙、台紙、段を留める爪楊枝は、飲み込めば腸閉塞や穿孔の原因になります。
今することは、残ったケーキと包装を取っておき、種類・量・時刻・体重を整理して動物病院に連絡することです。チョコレート、レーズン、キシリトールが入っていたなら、症状がなくても今すぐ電話してください。家庭で無理に吐かせないでください。ろうそくや爪楊枝を飲み込んだ場合、吐かせるとかえって食道を傷つけることがあり、判断は獣医師が行います。
よくある質問
- チョコレートケーキを一切れ食べました
- 体重とチョコの濃さで変わるので、残りと包装を持って今すぐ動物病院に電話してください。5kgの犬なら最初の基準はメチルキサンチン100mg、ガナッシュが厚い一切れなら届きうる量です。症状は6〜12時間後から出ます。
- 生クリームのケーキならチョコがないので大丈夫ですか
- 急性中毒ではありませんが、安全なおやつでもありません。生クリームやバタークリームは脂肪が多く、一度に大量に食べると膵炎の引き金になります。6〜48時間、嘔吐の繰り返しや背中を丸める姿勢が出たら病院に連絡してください。
- ケーキに刺さっていたろうそくも飲み込んだようです
- ろうそく、プラスチックの飾り、敷き紙、爪楊枝は腸に詰まって閉塞や穿孔を起こすことがあります。何を何個飲み込んだかを整理して動物病院に連絡し、家庭で吐かせたり指で取り出そうとしたりしないでください。