甘いシリアル
注意砂糖でコーティングしたシリアルは、犬にとってカロリーしか残らない食品です。本当の問題は種類で、チョコ味、レーズン入りのグラノーラ、マカダミア入りのミューズリーはそれぞれ別の理由で緊急になりえます。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
- 元気がなく、ぐったりする
- 血中の窒素老廃物の増加
- 震え
- 脱力
- 体温の異常な上昇
- 頻脈
- けいれん発作
- 低血糖
- 体重増加
この食品について詳しく
犬がシリアルの袋を破ってしまったら、まず袋の表ではなく裏の原材料表示を見てください。名前が似ていても、中身はまったく違います。
いちばん急ぐのはレーズンです。レーズン入りのグラノーラ、ミューズリー、ブランフレークにはレーズンやカラントがそのまま入っています。ぶどう・レーズンには犬にとって安全とされる量がなく、Merck獣医マニュアルはぶどう換算で体重4.5kgあたり1粒超を危険域としています。レーズンは乾燥で成分が濃縮されるため、より少ない量で同じ域に入ります。怖いのは時間の流れで、嘔吐や下痢などの消化器症状は6〜12時間で出ますが、本当に危険な急性腎障害は24〜72時間後に表れます。
次はマカダミアです。ナッツ入りのグラノーラやミューズリーにマカダミアが混ざることがあり、Merckは2.4g/kgから脱力、震え、発熱、後ろ足のふらつきが報告されるとしています。ココア味のシリアルやチョコ入りグラノーラはメチルキサンチンの計算が必要です。Merckによればココアパウダーは1gあたり28.5mgで含有量が最も高い部類、犬は20mg/kgから軽い症状、40〜50mg/kgで心毒性、60mg/kg以上でけいれんが出ます。シリアルのココア量はさほど多くありませんが、小型犬が1袋空にしたなら計算する価値があります。「糖類ゼロ」「ロカボ」表示の製品ではキシリトールを確認してください。100mg/kgで低血糖、500mg/kgで肝障害の域で、低血糖は早ければ30分で出ます。
これらが何も入っていない普通の甘いシリアルなら急性中毒ではありません。ただし100gあたり砂糖25〜40gという製品が珍しくなく、AKCがパンについて言うのと同じ意味で、犬にはかさ増しのカロリーにすぎません。大量に食べれば嘔吐と下痢、習慣になれば肥満と歯の問題につながります。牛乳を入れた器をなめた場合は、犬は乳糖を分解する酵素が乏しいため下痢になりやすいです。
今することは、袋を取っておいて原材料を読むことです。レーズン、チョコレート、マカダミア、キシリトールのどれかがあれば、症状がなくても今すぐ動物病院に電話してください。どれもなければ、新鮮な水を置いて24時間ほど食欲と嘔吐、便の状態を見てください。いずれの場合も家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- 子どもがこぼしたシリアルを少し食べました
- レーズンもチョコもナッツも入っていない普通の甘いシリアルを数粒なら、たいてい問題ありません。念のため原材料を確認し、新鮮な水を置いて一日ほど嘔吐と便の様子を見てください。
- レーズン入りのシリアルを食べましたが元気です
- 元気に見えても、まだ時間が来ていないだけかもしれません。レーズンによる急性腎障害は24〜72時間後に表れます。量と時刻、体重を控えて今すぐ動物病院に連絡し、家庭で吐かせないでください。
- 牛乳をかけたシリアルをおやつにしてよいですか
- おすすめしません。シリアル自体が砂糖とカロリーだけで、犬は乳糖を分解する酵素が乏しく牛乳で下痢や嘔吐を起こしやすいためです。基本は総合栄養食と水で、おやつは一日の必要エネルギーの10%以内にしてください。