コーラ
注意コーラ1缶のカフェインは23~83mgでコーヒーよりずっと少ないものの、体重3kgの小型犬では消化器症状の目安に届きます。実際にはカフェインより砂糖と炭酸による嘔吐やおなかの張りの方が多く見られます。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 軟便
- お腹の張り
- お腹の膨らみ
- 落ち着きがない
- 頻脈
- 尿量が増える
- 過度な活動
この食品について詳しく
カフェイン飲料の中で、コーラは弱い部類です。米国FDAは355mL缶のカフェインを23~83mgとしています。Merck獣医マニュアルでは犬で軽い消化器症状が出はじめるのは体重1kgあたり20mgなので、3kgの小型犬なら60mg。カフェインが多めの製品なら1缶でその線に届きます。5kgの犬は100mgで1缶では超えにくく、10kgなら200mgで3缶近く必要です。コーヒーやエナジードリンクのように一口で緊急になる飲み物ではありません。
実際に問題になるのは別の三つです。一つめは砂糖です。355mL缶に35g前後の糖が入っており、嘔吐、軟便、下痢を起こし、繰り返せば肥満や歯の病気、糖尿病の管理不良につながります。二つめは炭酸です。胃にガスがたまり、げっぷ、おなかの張り、不快感が出ます。三つめはカフェインで、小型犬では落ち着きのなさ、頻脈、尿量の増加として現れます。
ここで必ず区別すべき緊急事態が一つあります。胸の深い大型犬(グレート・デーン、シェパード、スタンダード・プードル、セター系など)で、おなかが目に見えて膨らみ、えずきを繰り返すのに何も出ず、よだれを流して落ち着かない場合は、胃拡張・胃捻転(GDV)を疑ってください。コーラがGDVを起こすという根拠はありませんが、この様子が見えたら原因を考えず、すぐに病院へ向かってください。数時間が生死を分けます。
ゼロコーラやダイエットコーラを心配される方が多いのですが、使われているアスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKは、キシリトールと違って犬に低血糖や肝障害を起こしません。キシリトールはガムやタブレット、一部のシロップに使われるもので、ゼロコーラには使われていません。ただしゼロでもカフェインは入っています。
数口なら水を与えて数時間様子を見てください。小型犬が1缶飲み干した場合や、ふるえ、強い頻脈、繰り返す嘔吐があれば動物病院に連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- コーラを数口飲んでしまいました
- 数口なら問題ないことがほとんどです。水を与えて数時間様子を見てください。ただし3kg未満の小型犬が1缶飲み干した場合は消化器症状の目安に届きうるので、ふるえ、頻脈、繰り返す嘔吐があれば連絡してください。
- ゼロコーラにキシリトールは入っていますか
- 入っていません。ゼロやダイエットのコーラはアスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKを使っており、キシリトールのような低血糖や肝障害は起こしません。ただしカフェインはそのまま入っています。
- おなかが張っています。炭酸のせいでしょうか
- 軽い張りなら炭酸のことがあります。ただし胸の深い大型犬でおなかが目立って膨らみ、えずきを繰り返しても何も出ず、よだれを流している場合は胃捻転の緊急事態です。原因を考えず今すぐ病院へ向かってください。