緑茶
注意淹れた緑茶を少し舐めた程度なら、多くの場合は緊急ではありません。本当に危ないのは茶葉、ティーバッグ、抹茶の粉です。湯で薄まる前なのでカフェインが濃く、ティーバッグ自体が腸に詰まることもあります。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 落ち着きがない
- 過度な活動
- 嘔吐
- 下痢
- パンティング(ハアハアと呼吸する)
- 頻脈
- 尿量が増える
- 震え
- 腸閉塞
この食品について詳しく
緑茶はカフェイン飲料です。米国FDAは355mL(12オンス)の緑茶のカフェインを約37mgとしています。Merck獣医マニュアルでは、犬で軽い消化器症状が出はじめるのは体重1kgあたり20mgなので、3kgの小型犬なら60mg、355mLのカップで1杯半を超える量が必要です。ちゃぶ台に残ったお茶を数回舐めた程度では、その量には届きません。
ただしこの計算は「淹れたお茶」にだけ当てはまります。急須の茶葉やティーバッグは湯で薄まる前なので、同じ重さでもカフェインがはるかに多く含まれます。抹茶は葉をそのまま挽いて丸ごと飲む形なので、淹れた緑茶よりずっと濃くなります。玉露のようにカフェインの多い茶もあります。ティーバッグを二つ三つ噛んで食べてしまった小型犬では、計算がまったく変わります。
ティーバッグにはカフェインとは別の危険もあります。不織布の袋、糸、紙のタグ、製品によってはホチキス針が腸に引っかかることがあります。使用済みのティーバッグは香りが残っていて、ごみ箱や三角コーナーから取り出して食べる事故が多いので、淹れたらすぐ蓋つきの容器に捨ててください。茶殻を消臭や肥料に使う場合も、犬の届かない場所に置いてください。
緑茶抽出物を含む人用のダイエットサプリは別の緊急事態です。カフェインとカテキンが濃縮されており、数粒が湯呑み何杯分にもなります。人用のサプリは犬に絶対に与えないでください。
抹茶ラテや加糖のペットボトル緑茶は、これに砂糖と乳成分が加わります。乳糖不耐の犬では下痢の原因になります。
症状はふつう1~2時間以内に始まります。落ち着きのなさ、多動、パンティング、嘔吐、下痢、尿量の増加、頻脈が先に出て、はるかに多い量でふるえや発作に進みます。茶葉やティーバッグ、抹茶の粉を食べた場合は、量と時刻を控えてすぐに動物病院へ連絡してください。淹れたお茶を少し舐めた程度なら水を与えて2~3時間様子を見て、ふるえや強い頻脈があればすぐ連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- ティーバッグを噛んで食べてしまいました
- 淹れる前の茶葉はカフェインが濃く、不織布や糸は腸に詰まることがあります。個数と時刻を控えてすぐに動物病院に連絡してください。家庭で吐かせたり、口から出ている糸を引っぱったりしないでください。
- 湯呑みに残ったお茶を飲みました
- 355mLの緑茶のカフェインは約37mgで、3kgの犬が症状を出すには1杯半以上必要です。数口なら多くの場合問題ありません。水を与えて2~3時間様子を見て、ふるえや強い頻脈があればすぐ連絡してください。
- 茶殻はどう捨てればよいですか
- 淹れたあとの茶殻は香りが残り、犬が三角コーナーやごみ箱から食べてしまいます。蓋つきの容器に捨ててください。消臭や肥料に使う場合も、犬が口を入れられない場所に置いてください。