エッセンシャルオイル(アロマ・ディフューザー)
危険精油は消化管・皮膚・肺・粘膜から速やかに吸収されます。ティーツリーは高濃度の数滴でも重い中毒を起こし、ウィンターグリーンはアスピリン中毒と同じように働きます。絶対に吐かせないでください。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
おやつとして与えないでください
体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- よだれ
- 元気がなく、ぐったりする
- ふらつき・運動失調
- 食欲不振
- 震え
- けいれん発作
- 徐脈
- 低体温
- 呼吸困難
- 呼吸が速い
- 肝不全
- 鼻水・目やに
この食品について詳しく
「天然だから安心」という言葉が、精油の危険を最も見えにくくしています。Merck 獣医マニュアルは、精油が消化管・皮膚・肺・粘膜から速やかに吸収され、全身への吸収を前提に考えるべきだとしています。犬が飲まなくても、被毛に付いたり、閉め切った部屋で吸い込んだりするだけで体内に入ります。
特に注意すべき精油があります。Merck は、肝障害を起こし得る精油としてバーチタール、カシア樹皮、シナモン、ペニーロイヤル、ティーツリー(メラルーカ)を、けいれんを誘発し得る精油としてバーチ、シダー、ユーカリ、ヒソップ、ペニーロイヤル、セージ、ウィンターグリーン、ワームウッドを挙げています。ウィンターグリーンとバーチはサリチル酸メチルの含有量が高く、アスピリン中毒と同じ形の毒性を示します。Pet Poison Helpline は、ティーツリーについて、濃度1~2%未満の製品は表示どおりに使えばおおむね無毒とされる一方、高濃度の精油は数滴を皮膚に付けただけでも、また飲み込んだ場合にも重い中毒を起こし得ると説明しています。
症状は、飲んだ場合も皮膚に付いた場合も似た形で出ます。Merck は、最も多い症状として嘔吐、元気消失、よだれ、運動失調、食欲不振を挙げ、続いて振戦、低血圧、消化管潰瘍、徐脈、低体温、けいれん、臓器不全が起こり得るとしています。吸入では、流涙、水様の鼻汁、吐き気、よだれ、嘔吐、呼吸困難、頻呼吸、咳、喘鳴が出ます。
最も大事な指示はこれです。決して無理に吐かせないでください。Merck は、誤嚥の危険があるため催吐は行うべきではないと明記しています。油が肺に入れば化学性肺炎になります。被毛に付いた場合はこすり広げず、洗い方をまず病院に確認してください。ディフューザーを使っていたなら止めて換気し、製品のボトルをそのまま持って動物病院に電話してください。どの精油か、濃度は何パーセントか、飲んだのか付いたのか吸ったのかを伝えます。なお、日本の家庭で使われることの多いハッカ油スプレーも高濃度の精油の噴霧にあたるため、犬のいる空間では使わないでください。
よくある質問
- ディフューザーをつけていただけでも問題になりますか
- なり得ます。Merck は精油が肺と粘膜からも吸収されるとし、吸入では流涙、鼻汁、よだれ、咳、呼吸困難が出るとしています。犬が自分で出られない部屋では使わないでください。
- ティーツリーオイルを犬の皮膚に塗ってもよいですか
- 高濃度の精油は塗らないでください。Pet Poison Helpline は、高濃度のティーツリーは数滴を皮膚に付けただけでも重い中毒を起こし得ると説明しています。皮膚の症状は受診し、処方された薬を使ってください。
- こぼれたオイルをなめました。吐かせますか
- 絶対に吐かせないでください。Merck は誤嚥の危険があるため催吐は行うべきではないと明記しています。油が肺に入ると肺炎になります。ボトルを持って、すぐに動物病院へ連絡してください。