ティーツリーオイル
危険ティーツリー(メラルーカ)オイルは原液数滴でも犬に重い中毒を起こします。飲んだ場合も皮膚に塗った場合も同じです。よだれ、ふらつき、脱力、震え、低体温、肝障害、昏睡まで進みます。塗ってしまったら洗い流し、いますぐ動物病院へ。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
おやつとして与えないでください
体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- よだれ
- 嘔吐
- ふらつき・運動失調
- 脱力
- 震え
- 低体温
- 元気がなく、ぐったりする
- 皮膚炎
- 肝不全
- 倒れる
- けいれん発作
この食品について詳しく
ティーツリーオイルは、よかれと思って使われるからこそ事故が多い物質です。人用の100%原液を買い、皮膚病やノミ・ダニ、マラセチアによいと聞いて、犬の背中や耳、足に塗ってしまうというパターンがほとんどです。Pet Poison Helplineははっきりと線を引いています。ペット用製品で1~2%未満の濃度で、ラベルの指示どおりに使う場合は一般に無毒と考えられるが、それより高い濃度のティーツリーオイルはペットに有毒で、濃縮されたオイルを数滴、皮膚に塗るか飲み込むだけでも重い中毒を起こしうる、としています。市販の100%原液は、ペット用シャンプーの50~100倍の濃さということになります。
皮膚に塗ることがなぜ飲むことと同じ問題になるのかが要点です。Merck獣医マニュアルは、精油が消化管だけでなく皮膚、肺、粘膜からも速やかに吸収されると説明し、ティーツリー(メラルーカ)を肝障害を起こす精油に分類しています。背中に塗ったオイルは皮膚から入り、犬はその場所を舐めてさらに口からも取り込みます。二つの経路が同時に開きます。
症状はMerckによれば経路にかかわらず数分から数時間で現れます。Pet Poison Helplineが挙げる臨床像は、よだれなどの消化器症状、ふらつき・脱力・震え・昏睡といった神経症状、肝不全などの臓器障害、そして低体温と死亡です。とくに体温が下がることはこの中毒の特徴的なサインで、ぐったりしていて体が冷たいなら進行した状態と考えてください。
今することには順番があります。第一に、ボトルを探してラベルの濃度を確認してください。100%なのか何%の希釈なのかは、病院が最初に尋ねる情報です。第二に、皮膚に塗ってしまった場合はぬるま湯と低刺激の洗浄剤で洗い流し、これ以上の吸収を減らしてください。第三に、すぐにかかりつけの動物病院、夜間なら救急動物病院に連絡してください。絶対にしてはいけないのは家庭で吐かせることです。Merckは誤嚥の危険があるため精油では催吐を行わないと明記しています。体が冷たい場合は毛布でくるんで保温しながら移動し、残ったボトルも持参してください。皮膚の病気やノミ・ダニには検証された処方薬がありますので、次からは動物病院で処方を受けてください。
よくある質問
- ノミ対策で背中にティーツリーオイルを塗りました。洗えばよいですか
- 洗うのは第一段階にすぎません。ぬるま湯と低刺激の洗浄剤で洗い流してこれ以上の吸収を減らしつつ、すでに皮膚から入った分があるので、その後に必ず動物病院へ連絡してください。ラベルの濃度を確認して伝え、ふらつき・震え・脱力が見えたらすぐ救急動物病院へ向かってください。
- ペット用シャンプーにティーツリーが入っていますが大丈夫ですか
- Pet Poison Helplineは、1~2%未満の濃度でラベルの使用方法どおりに使うペット用製品であれば一般に無毒としています。表示された濃度と使い方を守ってください。人用の原液を自分で薄めて手作りするのはやめてください。
- 一滴だけでも受診が必要ですか
- 必要です。Pet Poison Helplineは、濃縮されたティーツリーオイルは数滴でも、塗布でも摂取でも重い中毒を起こしうると記しています。小型犬ならなおさらです。ボトルを手元に置いて濃度を確認し、症状を待たずにいま連絡してください。