ミルクチョコレート
危険犬には中毒性があります。メチルキサンチンは2.3mg/g(1オンスあたり64mg)とダークの約4分の1ですが危険量の基準は同じで、体重10kgの犬なら約87g、日本の板チョコ約1.7枚で最初の中毒域に入ります。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
おやつとして与えないでください
体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 水を多く飲む
- 落ち着きがない
- 頻脈
- 震え
- けいれん発作
この食品について詳しく
ミルクチョコレートの毒性成分はテオブロミンとカフェインを合わせたメチルキサンチンで、含有量は1gあたり2.3mg(1オンスあたり64mg)です。ダークチョコレートの約4分の1ですが、犬に当てはめる危険量の基準そのものは変わりません。体重1kgあたり20mgで嘔吐・下痢・多飲といった消化器症状、40〜50mgで頻脈などの心毒性、60mg以上で振戦や発作が出ます。メルク獣医マニュアルは現場の目安として、体重1ポンド(約0.45kg)あたり1オンス(約28g)のミルクチョコレートを致死量になりうる量としています。
体重10kgの犬で計算すると、20mg/kgはメチルキサンチン200mg、ミルクチョコレートに直すと約87gです。日本の板チョコは1枚50g前後の製品が多いので、およそ1.7枚。心毒性域は約260gからです。体重3〜4kgのトイプードルやチワワなら、板チョコ1枚でも超えてしまう計算になります。「何かけら食べたか」ではなく「体重何kgの犬が何g食べたか」で考えてください。
症状は食べた直後ではなく6〜12時間かけて現れます。バレンタインや手作りお菓子の季節に「今は元気だから様子を見る」という判断は危険です。メチルキサンチンとは別に、脂質と糖分による膵炎のリスクも重なります。
食べたと分かった時点で、すぐにかかりつけの動物病院に連絡してください。夜間・休日なら夜間救急動物病院です。犬の体重、商品名とカカオ分、食べた量、食べた時刻を伝えると、獣医師がその場で危険域を計算できます。パッケージを持参するのが最も確実です。家庭で塩やオキシドール(過酸化水素)を使って吐かせるのは絶対にやめてください。催吐するかどうか、どう行うかは獣医師が判断することで、誤ると誤嚥性肺炎などの二次被害を招きます。
よくある質問
- ひとかけらだけ食べました。受診は必要ですか?
- かけらの数ではなく体重あたりのgで判断します。10kgの犬なら約87gが最初の症状域ですが、3kgの小型犬はひとかけらでも近づくことがあるため、量と体重を伝えて動物病院に電話で確認してください。
- 板チョコ1枚を丸ごと食べてしまいました
- 日本の板チョコは50g前後が多く、10kgの犬では約半分強の中毒量に相当します。小型犬なら基準を超えます。今は無症状でもすぐに動物病院へ連絡し、パッケージを持って受診してください。
- ホワイトチョコやいちごチョコでも同じですか?
- メチルキサンチン量は製品によって大きく違い、ホワイトチョコはほぼ含みません。ただしミルクチョコは2.3mg/gあり、脂質と糖分による膵炎リスクはどの製品にも共通します。