モンステラ
危険モンステラはASPCAが犬に有毒と分類している観葉植物です。葉・茎・気根に含まれる不溶性シュウ酸カルシウムの結晶が口の粘膜に刺さり、かんだ直後から激しい痛みとよだれ、飲み込みにくさが出ます。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
おやつとして与えないでください
体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 口の中の刺激
- 口の中の痛み
- よだれ
- 飲み込みにくい
- 前足で口をしきりに触る
- 嘔吐
- 食欲不振
- 顔の腫れ
- 呼吸困難
この食品について詳しく
モンステラ(Monstera deliciosa)は、ASPCAの有毒植物リストに「犬に有毒」として載っています。ただしASPCAはこの植物を「Cutleaf Philodendron(切れ葉フィロデンドロン)」という名前で登録しているため、モンステラで検索しても出てこず、安全だと思い込んでいる飼い主が少なくありません。ポトスと同じサトイモ科で、有毒成分も同じ不溶性シュウ酸カルシウムです。葉・茎・太い気根の中に針状の結晶が束で含まれており、かんだ瞬間に唇・舌・歯ぐきに刺さります。
ASPCAが挙げる症状は、口腔内の刺激、口・舌・唇の激しい灼熱感、大量のよだれ、嘔吐、飲み込みにくさです。吸収を経ない物理的な損傷なので潜伏期はありません。次に確認すべきは、唇や顔が腫れていないか、呼吸音が変わっていないか、唾液を飲み込めているかです。気道が狭くなることはまれですが、その場合は緊急です。
モンステラにはポトスにない危険がもう一つあります。葉が大きく厚いため、一口で入る組織の量がはるかに多いことです。インテリアとして床置きの大鉢で育てるので下葉が犬の高さにあり、鉢からはみ出した太い気根はかみつきやすい太さです。鉢に敷いた化粧砂利、緩効性肥料の粒、支柱に使うヘゴ棒やココヤシポールの繊維も、別途の誤飲・閉塞リスクになります。
今すべきことはこうです。口の中に残ったかけらをそっと取り除き、ぬるま湯で口をすすいで、冷たい水を飲めるようにしてください。かじられた葉や気根を写真に撮り、かかりつけの動物病院、夜間なら救急動物病院に連絡してください。家庭で無理に吐かせると同じ結晶が食道をもう一度傷つけるので、絶対にやめてください。鎮痛・消炎薬、点滴、気道の評価は獣医師が判断します。
よくある質問
- モンステラの実は人が食べると聞きました。犬も平気ではないですか
- ASPCAの別名にある「Mexican Breadfruit」は熟した実に由来する呼び名ですが、犬が実際にかむのは葉・茎・気根で、そこには刺激性の結晶が含まれます。室内で育てるモンステラはほとんど実をつけないため、食用の実の話とは切り離して考えてください。
- 少しかじりましたが今は落ち着いています
- シュウ酸カルシウムの痛みは直後に強く出て自然に和らぐことがあるため、落ち着いて見えても口の中の傷は残っています。その日は食事と飲水の様子を見て、顔が腫れる・呼吸音が変わる場合はすぐに受診してください。
- 鉢の土を掘っただけでも危険ですか
- 土そのものに結晶はありませんが、細根や落ちた葉のかけらが混ざっていることが多いです。化粧砂利や肥料の粒、ヘゴ棒の繊維まで飲み込むと胃腸障害や閉塞の原因になるので、量が多いと感じたら病院に伝えてください。