ソテツ
危険ソテツは犬に肝障害と出血を起こす非常に危険な植物です。ASPCAは有毒成分をサイカシンとし、黒色便、黄疸、凝固障害、肝不全、死亡までを症状として挙げています。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
おやつとして与えないでください
体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 黒いタール状の便
- 血の混じった下痢
- 黄疸
- 水を多く飲む
- 血液凝固の異常
- あざ
- 肝不全
- ふらつき・運動失調
- 脱力
- けいれん発作
この食品について詳しく
ソテツ(Cycas revoluta およびザミア属)は、家庭に置く植物のなかでも最も危険な部類です。ASPCAは有毒成分をサイカシン(cycasin)とし、症状を「嘔吐、黒色便、黄疸、飲水量の増加、出血性胃腸炎、あざ、凝固障害、肝障害、肝不全、死亡」と列挙しています。Pet Poison Helplineは「どの部位を食べても危険だが、とくに種子(実)」と強調し、血の混じった嘔吐、ふらつく歩行、脱力、発作、臓器不全を挙げています。
経過を知っておくと判断しやすくなります。まず数時間以内に激しい嘔吐と下痢が起き、血が混じることもあります。その後いったん落ち着いたように見える時期があり、その間に肝細胞の障害が進みます。続いて黄疸で歯ぐきや白目が黄色くなり、凝固因子が下がって歯ぐきから出血したり、おなかや耳の内側にあざができたりします。肝性脳症で見当識を失い発作が起きることもあります。「吐いたあと元気になった」という観察は、安心の根拠にはなりません。
日本ではソテツは観葉植物や盆栽として広く流通し、九州や沖縄では庭木としても植えられています。園芸店ではヤシ類と並べて置かれることも多く、名前を知らないまま家に入ってくる場合があります。種子は大きく赤みがかっていて、犬がおもちゃのようにくわえて運びやすい形です。落ちた種子や切った葉も必ず片づけてください。
今すべきことは、すぐにかかりつけの動物病院、夜間なら救急動物病院に連絡することです。ソテツを食べたこと、部位(葉か種子か根か)、時刻、犬の体重を伝えてください。この中毒では時間がそのまま肝臓の細胞です。症状がなくても待たないでください。早い段階での除染、肝庇護、凝固検査と輸血の準備は、早いほど結果がよくなります。家庭で無理に吐かせないでください。すでに出血性胃腸炎が始まっている犬では危険です。催吐処置、活性炭、肝庇護薬、点滴や血液製剤は、獣医師が判断する処置です。
よくある質問
- 葉の先を少しかんだだけでも危険ですか
- 危険です。ASPCAのソテツの症状一覧は肝不全と死亡で終わり、Pet Poison Helplineもどの部位でも危険としています。かんだ部位と時刻を控えて、今すぐ動物病院に連絡してください。
- 吐いたあと普通にごはんを食べています。もう大丈夫ですか
- 大丈夫ではありません。ソテツ中毒は初期の消化器症状のあと、一見よくなったように見える時期があり、その間に肝障害が進みます。黄疸やあざが見えた時点では手遅れに近いので、元気なうちに連絡してください。
- どの部位がいちばん危険ですか
- Pet Poison Helplineは種子(実)をとくに危険な部位として挙げています。ただし葉や幹、根にもサイカシンが含まれ、安全な部位はありません。鉢の周りに落ちた種子や葉はすべて片づけてください。