アスピリン

危険

アスピリンは犬に消化管出血、腎障害、高体温、けいれんを起こします。Merckは急性に450mg/kgを摂取すると消化器障害、高体温、パンティング、けいれん、昏睡が起こりうるとしています。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

アスピリン · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

おやつとして与えないでください

体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 嘔吐
  • 黒いタール状の便
  • 血の混じった下痢
  • 腹痛
  • 食欲不振
  • パンティング(ハアハアと呼吸する)
  • 体温の異常な上昇
  • 脱力
  • 歯ぐきなどの粘膜が白っぽくなる
  • 血中の窒素老廃物の増加
  • けいれん発作
  • 血液凝固の異常

この食品について詳しく

アスピリンには「昔は獣医師も犬に使っていたから少しなら平気」という誤解が残っています。現在は犬に承認された消炎鎮痛薬が別にあり、飼い主が自己判断で量を決めて与える薬ではありません。 Merck獣医マニュアルは、犬が急性に450mg/kgを摂取すると消化器障害、高体温、パンティング、けいれん、昏睡が起こりうるとしています。5kgの犬なら2,250mg、100mg錠なら20錠を超える量です。Pet Poison Helplineは、犬猫のアスピリン中毒の症状として消化器症状、呼吸の変化、体温上昇、骨髄抑制、腎不全、中枢神経症状を挙げています。一度に大量というケースだけが問題ではなく、少量でも繰り返せば胃の粘膜がただれて出血します。 日本の家庭で最も関わりやすいのは、心血管疾患の予防に処方されるバイアスピリン100mgです。高齢の家族の枕元やテーブルの上の薬ケースに常備され、犬がケースをかじると10錠20錠が一度になくなります。この製剤は腸溶錠で、胃ではなく腸で溶けるように作られているため、症状の出始めが遅れることがあります。数時間元気に見えても安全という意味ではありません。 もう一つ、アスピリンは血小板の働きを長く抑えます。そのため胃潰瘍から出血したときに止まりにくく、手術や抜歯を控えた犬ではそれ自体がリスクになります。黒いタール状の便、コーヒー残渣のような吐物、蒼白な歯ぐき、パンティングと発熱は、いずれもすぐ受診すべきサインです。 今すべきことはこうです。製品名と含量(100mgか、それ以上か)、なくなった錠数、時刻、体重を控えて動物病院に連絡してください。包装ごと持参すると確認が早くなります。家庭で塩やオキシドールを使って吐かせないでください。催吐、活性炭、胃粘膜保護薬、点滴、体温と腎数値の管理は獣医師が判断して行う処置です。

よくある質問

バイアスピリン100mgを1錠飲みました
5kgの犬で20mg/kgと、Merckの急性中毒の目安(450mg/kg)よりはるかに低い量です。ただし安全という意味ではなく、腸溶錠なので吸収が遅れることがあります。体重と錠数を伝えて病院に相談し、嘔吐・黒い便・元気消失が出たらすぐ受診してください。
昔、獣医師にアスピリンをすすめられました。今も使えますか
自己判断での投与はやめてください。現在は犬に承認された消炎鎮痛薬があり、胃腸や腎臓への負担も管理しやすくなっています。アスピリンは血小板の働きを抑えるため出血が止まりにくく、痛みがあるなら今の状態に合った薬を処方してもらってください。
薬ケースをかじられ、何錠飲んだか分かりません
残っている錠数を数え、元の数から引けば最大でどれだけ飲んだかを見積もれます。正確でなくてかまわないので、最悪の量を前提に病院へ伝えてください。包装と残りの薬をそのまま持参し、家庭で吐かせようとしないでください。

出典

  1. Merck Veterinary Manual — Toxicoses from Human Analgesics in Animals
  2. Pet Poison Helpline — Aspirin

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。