ブルドッグ

穏やかで運動量の少ない短吻種の伴侶犬。マンション向きの性質ですが、呼吸器・皮膚のしわ・体重管理が生涯続き、日本の蒸し暑い夏は特に注意が必要です。

ブルドッグ · 参考イラスト
参考イラスト
体重
18–25 kg
寿命
8–10 年

体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。

犬種の背景と特徴

ブルドッグは、19世紀に禁止された牛を相手にする競技に使われていた犬をもとに、その後は伴侶犬として作り直された犬種です。現在の幅の広い胸、押しつぶされたような短い口吻、深いしわは、それ以降に見た目を基準として選択されてきた結果です。ですから気質と体の構造は分けて見る必要があります。

気質は概しておっとりしていて頑固、子どもにも寛容ですが、体のほうは管理を前提とした構造です。

運動と遊び

運動は涼しい時間帯に15〜20分の散歩を1日2回で十分です。多いほど良いのではなく、むしろ危険です。犬は主にパンティングで体温を下げますが、口吻が短いとその効率が大きく落ちます。

気温が上がり湿度の高い日本の夏は、短い距離でも熱中症のリスクがあるため、散歩は早朝か夜に移し、日中は冷房の効いた室内で休ませてください。車内に短時間置くことも避けます。体型的に泳ぎも苦手なので水遊びは足を浸す程度にとどめます。

被毛と日常のお手入れ

被毛は短いわりに抜けますが、週1〜2回のラバーブラシで足り、トリミングは不要です。毎日必要なのはしわの手入れです。鼻の上のしわと尻尾の下の溝を拭いたあと、必ず乾いた布で水気を取ってください。

湿ったままにすると皮膚炎とにおいに直結します。

住環境と世話の計画

医療費は前提として考えておきましょう。鼻孔が狭い、軟口蓋が長いといった構造から手術が選択肢になることがあり、麻酔のリスクも他犬種より高いため、去勢避妊や歯石除去でも短頭種の扱いに慣れた病院を選ぶほうが安全です。ほかに眼瞼内反、チェリーアイ、皮膚のアレルギー、股関節形成不全、自然分娩が難しく帝王切開になりやすい点が知られています。

体重が1〜2kg増えるだけで呼吸が悪化するので、食事量は獣医師と一緒に決めてください。

犬種の比較

出典

  1. FCI — BULLDOG (149)

    犬種名・原産地・外見・分類の標準資料。複数のサイズや毛の種類が含まれる場合は該当する区分を確認してください。

    犬種名・資料URLの確認:

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。