チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
ほぼ無毛のヘアレスと、全身が柔らかい毛に覆われたパウダーパフが同じ腹から生まれる小型犬です。抜け毛はほとんどありませんが、皮膚と歯の手入れが一生続き、暑さにも寒さにも弱い犬種です。
- 体重
- 3.6–5.5 kg
- 寿命
- 13–18 年
体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。
犬種の背景と特徴
チャイニーズ・クレステッド・ドッグは名前に中国が入っていますが、無毛の遺伝子を持つ犬がアフリカや中南米から交易船に乗り、中国の商船でネズミ捕りとして飼われるうちに定着したという説明が一般的です。同じ腹から、体にほとんど毛のないヘアレスと、全身が柔らかい毛に覆われたパウダーパフの両方が生まれるのがこの犬種最大の特徴で、見た目は違っても同じ犬種として扱われます。日本ではまだ頭数が少なく、実際に見かける機会は多くありません。
運動と遊び
運動量は小型犬としては少なくありません。1日20〜30分の散歩を2回、加えて室内遊びを入れれば十分です。ただし身が軽く、跳んだり登ったりが得意でテーブルや窓辺に上がっていることも珍しくありません。
高いところから飛び降りて脚を痛める事故が多いので、ソファ横のステップや滑り止めマットを先に用意してください。人に強く懐き感情に敏感なので、強く叱る方法は逆効果になります。
被毛と日常のお手入れ
毛がない分だけ手入れが楽かというと、そうではありません。ヘアレスは皮膚そのものが手入れの対象です。ニキビのような吹き出物や角栓ができやすく、週1回程度の低刺激の洗浄と保湿が必要で、夏の紫外線では人と同じように日焼けします。
パウダーパフは逆に、細く絡みやすい被毛のため週2〜3回以上のブラッシングが要ります。どちらのタイプも抜け毛は非常に少なく、賃貸でも扱いやすい点は利点です。
被毛と日常のお手入れ (2)
無毛の遺伝子は歯にも影響します。ヘアレスでは歯が欠けていたり尖った形で生えたりすることが多く、歯石と歯周病が早く進みます。子犬のうちから歯磨きを習慣にし、定期的な歯科処置を費用として見込んでおいてください。
ほかに膝蓋骨脱臼、進行性網膜萎縮、レッグ・カルベ・ペルテス病が知られています。
住環境と世話の計画
日本の住環境では、季節ごとの備えが要点になります。夏は日中の直射日光を避け、日が落ちてから散歩へ。冬は体温を守る被毛がないため、室温を下げすぎず、外出時は必ず服を着せます。
吠えは激しいほうではなく体も小さいのでマンション向きですが、人に寄り添う性質が強いので、留守番の練習は最初から計画的に進めてください。