カーリーコーテッド・レトリーバー

全身が細かい巻き毛に覆われた、レトリーバーの中でも最も古い系統のひとつ。運動量が非常に多く、初対面の人には淡々と接する独立心の強い大型犬です。

カーリーコーテッド・レトリーバー · 参考イラスト
参考イラスト
体重
27–43 kg
寿命
10–12 年

体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。

犬種の背景と特徴

カーリーコーテッド・レトリーバーは、イギリスで水鳥と陸鳥の両方を回収する猟犬として整えられた犬種です。猟場の管理人が一日中連れ歩く実務的な犬だったため、飼い主にべったり甘えるより、自分の判断で動いて必要なときに戻るという働き方に慣れています。全身の細かい巻き毛は、いばらと冷たい水の両方から体を守る作業着でした。

被毛と日常のお手入れ

被毛の手入れは他犬種と発想が逆です。ブラシをかけると巻きがほどけて毛羽立つため、普段はブラッシングしません。水で濡らして手でなじませると巻きが戻り、換毛期だけ手や粗いコームで死毛を取り除きます。

トリミングは尾や耳周りの飾り毛を数か月に一度整える程度です。抜け毛は中くらいで、ダブルコート犬種のような爆発的な換毛はありません。

運動と遊び

運動は1日90分以上、その多くを走る・泳ぐ・回収するといった内容にする必要があります。回収遊びは大好きですが単純な繰り返しには飽きるので、投げる方向や距離を変えたり、においで探させたりと変化をつけてください。精神的な成熟が遅く、3歳近くまで子犬のような面が残ります。

迎える前に確認すること

初心者が誤解しやすいのは、来客に対する淡白さです。これは社会化不足ではなく気質なので、無理に挨拶させず、放っておいてよいと教えるほうがうまくいきます。健康面では股関節・肘関節形成不全、進行性網膜萎縮、てんかん、胃拡張胃捻転、運動誘発性虚脱などが挙げられます。

住環境と世話の計画

日本では飼育頭数がごく少なく、繁殖者を探すのも診療経験のある病院を見つけるのも簡単ではありません。大型犬可の住宅と、走らせられる場所を毎日確保できることが前提になります。巻き毛は湿気を抱え込みやすいため、梅雨から夏にかけては特に、シャンプーや水遊びのあとに根元まで乾かして皮膚トラブルを防いでください。

犬種の比較

出典

  1. FCI — CURLY COATED RETRIEVER (110)

    犬種名・原産地・外見・分類の標準資料。複数のサイズや毛の種類が含まれる場合は該当する区分を確認してください。

    犬種名・資料URLの確認:

  2. American Kennel Club — Curly-Coated Retriever

    犬種の特徴とケアを紹介する団体の資料。個別の診療や給餌の指示ではありません。

    犬種名・資料URLの確認:

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。