ジャーマン・ワイアーヘアード・ポインター
いばらや冷たい水に耐えるため、硬い被毛と口ひげを備えたドイツの万能猟犬。運動量が多く家族以外には距離を取り、被毛は刈らずに抜いて整える必要があります。
- 体重
- 23–32 kg
- 寿命
- 14–16 年
体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。
犬種の背景と特徴
ジャーマン・ワイアーヘアード・ポインターは、どんな天候と地形でも働ける万能猟犬を目指してドイツで作られました。硬く寝た上毛の下に密な下毛があり、眉と口ひげが顔を守ります。この構造のおかげで、いばらの中を進むことも晩秋の冷たい水に入ることも苦にしません。
鳥を探して静止する、水から回収する、傷ついた獣を追跡する。そのすべてを一頭に求めた歴史が、今の体力と判断力を作っています。
運動と遊び
運動は1日90分以上、走る・泳ぐ・においを探すといった目的のある活動が必要です。体力はジャーマン・ショートヘアード・ポインターと同程度ですが、気質は少し異なります。こちらのほうが真面目で、家族には深く結びつく一方、来客にははっきりと距離を置き、警戒吠えも出ます。
そのため子犬期の社会化は他の鳥猟犬より重要です。
被毛と日常のお手入れ
被毛の手入れは短毛だからと油断できません。週1回のブラッシングに加えて、年に1〜2回は手やストリッピングナイフで古い上毛を抜き、硬い質感を保つ必要があります。バリカンで刈ると質感が戻らず撥水性も落ちます。
口ひげは水や食べ物を含んでにおいの原因になるので、食後に拭く習慣をつけてください。抜け毛の量自体は中程度です。
迎える前に確認すること
初心者が読み違えるのは独立心です。覚えは良いのですが、自分の判断を優先する場面があり、明確で一貫したルールが必要になります。健康面では股関節・肘関節形成不全、フォン・ヴィレブランド病、甲状腺機能低下症、白内障、心疾患が知られています。
大型の猟犬としては寿命が長い部類です。
住環境と世話の計画
日本で飼う場合、大型犬可の住宅と毎日の運動場所の確保が前提で、加えて警戒心のある大型犬を集合住宅で管理できるかが問われます。夏はダブルコートで熱がこもるため日中の活動を避け、梅雨時は口ひげや足の間が濡れたままにならないよう気をつけてください。