ジャーマン・ショートヘアード・ポインター
探す・止まる・回収する・水にも入る、ドイツの万能猟犬。手入れはほとんど不要ですが、1日2時間近い運動と頭を使う時間がないと室内で問題行動につながります。
- 体重
- 20–32 kg
- 寿命
- 10–12 年
体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。
犬種の背景と特徴
ジャーマン・ショートヘアード・ポインターは、19世紀のドイツで一頭ですべての猟をこなせるように作られた万能猟犬です。野原で鳥を探して静止し、撃たれた獲物を回収し、水に入って泳ぎ、傷ついた獣の血痕を追う。その全部を一頭が担いました。
指の間に水かきがあるのもそのためです。この万能性は、そのまま尽きないスタミナと好奇心を意味します。
運動と遊び
運動は1日90分から2時間、しかもその多くを速い動きにする必要があります。この犬種と暮らす人の多くはランニングや自転車を一緒にしています。ただし体を疲れさせるだけでは足りません。
においを探させる、回収遊びをする、新しい合図を教えるなど、頭を使う時間を毎日20〜30分足して初めて室内で落ち着きます。退屈したこの犬はドアを掻き、ゴミ箱をあさり、庭のフェンスを跳び越えます。1.5メートルの柵は障害になりません。
被毛と日常のお手入れ
被毛は短く硬く、トリミングは不要です。手入れの手間はこのグループで最も軽い部類ですが、抜け毛の量は見た目より多く、硬い短毛が衣類やカーペットに刺さって取れにくいのが厄介です。週1〜2回ラバーブラシで先に取っておくほうが結果的に楽です。
迎える前に確認すること
初心者が読み違えやすいのは、人への執着の強さです。人と組んで働くように作られた犬種なので長時間の留守番が苦手で、分離不安が吠えや破壊につながる例が目立ちます。健康面では股関節形成不全、胸の深い体型ゆえの胃拡張胃捻転、リンパ浮腫、フォン・ヴィレブランド病、眼瞼内反、てんかんが知られています。
食事は1日2〜3回に分け、食後1時間は激しい運動を避けてください。
住環境と世話の計画
日本の住宅事情では、大型犬可の物件に加えて、毎日2時間近い運動をどこでどう確保するかが最大の壁になります。週末にまとめて運動させる方式では維持できません。夏は短毛でも暑さに強いわけではないので活動を早朝と夜に移し、冬は下毛が薄く寒さの中で待つのが苦手です。