ラゴット・ロマニョーロ
イタリア・ロマーニャの湿地で水鳥を回収していた犬が、湿地の干拓後にトリュフ探しへ転職した犬種です。抜け毛はほぼありませんが毛玉になりやすく、鼻を使わせないと穴を掘り始めます。
- 体重
- 11–16 kg
- 寿命
- 15–17 年
体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。
犬種の背景と特徴
ラゴット・ロマニョーロは、イタリア北部ロマーニャ地方の湿地で水鳥を回収していた犬です。19世紀にその湿地が農地へ干拓されて本来の仕事は消えましたが、鼻の能力は残り、地中のトリュフを探す役目へと切り替わりました。今ではトリュフ探索のために専門的に育てられている事実上唯一の犬種です。
この経歴が性格をそのまま説明します。匂いで問題を解くことに満足を感じる犬で、その機会を与えないと庭でも鉢植えでも掘り始めます。
運動と遊び
運動は1日1時間ほどが目安ですが、距離より鼻を使う時間のほうが重要です。おやつを隠す、ノーズワークマットを使う、家の中で特定の匂いを探させるといった課題を1日10〜15分入れるだけで、室内の落ち着きがはっきり変わります。寿命が15〜17年と長い犬種なので、その長い年月ずっとこの刺激を用意し続けられるかを先に考えておいてください。
被毛と日常のお手入れ
被毛は羊毛のように密なシングルコートの巻き毛です。抜け毛はほとんどありませんが、そのぶん毛玉になります。長い絹毛のように毎日梳かして伸ばす手入れではなく、巻きを保ったまま扱いやすい長さに維持する手入れが合っています。
週1回程度もつれを確認し、年に3〜4回はさみやバリカンで全体の長さを整えるのが一般的です。目の周りと耳の中の毛は視界と通気をふさぐので、もっと頻繁に整えてください。
迎える前に確認すること
初めて飼う人が見落とすのは、警戒吠えと穴掘りです。物音に反応して知らせる性質があり、インターホンや廊下の足音に吠えやすくなります。健康面ではこの犬種で遺伝子検査ができる若齢性の良性てんかんと蓄積症、加えて股関節形成不全と進行性網膜萎縮症が知られています。
住環境と世話の計画
日本では11〜16キロという体格が集合住宅に収まりやすく、毛が飛ばない点も利点です。課題は梅雨から夏の湿度で、巻き毛は根元まで乾きにくく皮膚炎の原因になります。夏は毛を短めに保って通気を確保し、シャンプー後は完全に乾かしてください。
滑るフローリングは関節に響くので、よく通る動線にマットを敷いておくと安心です。