ワイマラナー
ドイツ・ワイマール地方の貴族が大型獣猟のために育てた銀灰色の猟犬。手入れは簡単ですが運動量が非常に多く、人に強く依存するため留守番の問題が最大の課題になります。
- 体重
- 25–40 kg
- 寿命
- 10–13 年
体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。
犬種の背景と特徴
ワイマラナーは19世紀ドイツ、ワイマール地方の貴族の猟犬に始まります。当初はイノシシやシカなどの大型獣を追い、大型獣が減ったのちは鳥を探して回収する猟犬へと役割を変えました。大型獣を相手にしていた時代の度胸とスタミナに加えて、猟師のそばで一日中一緒に働く習慣もそのまま残っています。
家庭犬として重要なのは後者です。
性格と暮らし方
この犬種は人と離れることが本当に苦手です。トイレまでついてきますし、留守番になると吠え、遠吠えし、ドアを掻き、窓の前を行ったり来たりします。分離不安は例外的なトラブルではなくむしろ標準に近いので、子犬のうちから5分、20分、1時間と段階的に不在時間を延ばす練習が欠かせません。
日中8時間留守にする生活なら、別の犬種を検討したほうがお互いのためです。
運動と遊び
運動は1日2時間近く必要で、走る内容を含めるべきです。さらにノーズワークや新しい合図の習得など、頭を使う時間を20〜30分加えてください。ドアの開け方を自分で覚え、立ち上がってテーブルの食べ物を取り、フェンスを越えます。
賢いぶん、退屈すると発想豊かに困らせてきます。
被毛と日常のお手入れ
被毛は短く滑らかなシングルコートで、週1回ラバーミットでなでれば十分、トリミングも不要です。ただし下毛がほとんどないため寒さに非常に弱く、冬の散歩には服がほぼ必須です。
健康面で確認すること
健康面で最も重要なのは胃拡張胃捻転です。胸が深く狭い体型でリスクが高いため、食事は1日2〜3回に分け、食後1時間は激しい運動を避け、お腹が張って空えずきをする場合はすぐに受診してください。ほかに股関節形成不全、成長期の肥大性骨異栄養症、眼瞼内反が知られています。
住環境と世話の計画
日本の集合住宅で問題になるのは体の大きさよりも声です。留守番中の吠えや遠吠えは隣室に届きます。在宅時間が長い家庭か、日中預けられる手段がある家庭でなければ維持は難しいでしょう。