アーモンド

注意

甘扁桃(スイートアーモンド)は化学的な毒ではありませんが消化が悪く高脂肪で膵炎の原因になり、小型犬では喉や食道に詰まります。一方、苦扁桃(ビターアーモンド)はアミグダリンを含む有毒食品です。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

アーモンド · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 喉に詰まったようにえずく
  • 喉に詰まって息ができない
  • 食欲不振
  • 背中を丸めた姿勢
  • 呼吸困難

この食品について詳しく

アーモンドは二つに分けて考える必要があります。おやつとして食べる甘扁桃(スイートアーモンド)には犬を化学的に中毒させる成分がないため本項は「注意」扱いですが、苦扁桃(ビターアーモンド)はアミグダリンをシアン発生量で含み、アンズの種(杏仁)やモモの種と同じ扱いをすべき有毒食品です。 甘扁桃の問題は成分ではなく物理的な性質にあります。第一に犬はアーモンドを上手に消化できず、嘔吐・下痢・腹痛がよく起こります。第二に高脂肪で、数粒以上まとめて食べると24〜72時間後に膵炎を起こすことがあります。食欲がなくなり、背中を丸めて前肢を伸ばす姿勢をとり、嘔吐を繰り返すのが典型です。第三に大きさと形が悪く、犬はナッツをよくかまずに丸のみするため、小型犬では喉や食道に詰まります。えずく、よだれを流す、飲み込めずに苦しそうにするといった様子は救急対応が必要です。第四に、日本で身近なアーモンドは味付きのものが多く、給食でおなじみのアーモンドフィッシュは塩分と甘辛いタレが、チョコがけアーモンドはチョコレートという別の中毒が加わります。甘扁桃について「何gから危険」という基準値はありませんが、それは安全という意味ではありません。アーモンドは犬におすすめできるおやつではありません。 苦扁桃やアーモンドエッセンスの原料、杏仁(アンズの種)を口にした場合は話がまったく別です。アミグダリンから発生するシアン化水素が細胞の酸素利用を止めます。歯ぐきがレンガ色に赤くなり、呼吸が荒くなって急速に状態が悪化します。 いずれの場合も、まとまった量を食べた、詰まった様子がある、異常が見えるときは、すぐに動物病院へ連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。飲み込むときに詰まりうる塊は、吐かせる過程で食道に再び詰まる危険があり、処置の要否は獣医師が判断します。

よくある質問

アーモンドを1粒食べてしまいました
無塩の甘扁桃1粒なら、中型犬以上では問題なく通過することがほとんどです。12〜24時間、嘔吐・下痢・食欲を観察してください。小型犬が丸のみした場合は、えずきやよだれ、飲み込みにくさに注意してください。
アーモンドミルクやアーモンドバターはどうですか
無糖のアーモンドミルクは少量なら大きな問題になりにくいものの、犬に必要な食品ではありません。アーモンドバターは脂肪の塊で、シュガーレス製品はキシリトール混入の確認が必須です。
苦扁桃はなぜ別扱いなのですか
苦扁桃はアミグダリンを含み、消化の過程でシアン化水素を発生して細胞の酸素利用を妨げます。杏仁やモモの種と同じ有毒食品の分類です。口にした場合は様子見をせず、直ちに救急受診してください。

出典

  1. ASPCA Animal Poison Control Center

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。