カモミール
注意ASPCAはカモミールを犬に有毒な植物として掲載しています。接触性皮膚炎、嘔吐、下痢、食欲不振、アレルギー反応が記載され、長期使用では出血傾向が出ることがあります。落ち着かせる目的で毎日お茶を与える習慣はおすすめしません。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 皮膚炎
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
- じんましん
- かゆみ
- 顔の腫れ
- 血液凝固の異常
この食品について詳しく
カモミールティーは人にとって穏やかな飲み物なので、不安の強い犬に分け与える方が少なくありません。ところがASPCA動物中毒管理センターの分類は違います。ローマンカモミール(Anthemis nobilis)を犬に有毒な植物として掲載し、有毒成分として揮発性精油、ビサボロール、カマズレン、アンテミン酸、タンニン酸を挙げています。記載されている症状は接触性皮膚炎、嘔吐、下痢、食欲不振、アレルギー反応で、さらに重要な一文が添えられています。長期に使用すると出血傾向につながることがある、というものです。
この最後の項目が、カモミールを他の台所ハーブと分けます。問題は一口のお茶ではなく、体によいと信じて何か月も続ける習慣のほうです。手術や抜歯、避妊去勢を控えている犬、抗凝固薬を使っている犬、血液の病気がある犬ではとくに重要です。カモミールのサプリメントや抽出物を与えているなら、術前の診察で必ず申告してください。
アレルギーも現実的な問題です。カモミールはキク科の植物なので、ブタクサ、キク、デイジー、ヨモギに反応する犬では交差反応が起きることがあります。顔が腫れる、じんましんが出る、激しくかゆがる、まれに呼吸が苦しくなるといった形で現れます。顔が腫れて息が苦しそうなら、様子を見てよい状況ではありません。
形態によっても危険度が変わります。花壇のカモミールの花を数輪かじった程度なら、たいてい胃腸の不調で収まります。冷ましたお茶を少し舐めた場合も同様です。一方、濃縮抽出物やカモミールの精油はまったく別です。Merck獣医マニュアルは、精油が皮膚や肺、粘膜からも速やかに吸収され、濃度が高いほど危険が増すと説明しています。またティーバッグはカモミールだけとは限りません。緑茶や紅茶がブレンドされていればカフェインが一緒に入りますし、ティーバッグごと飲み込めば腸が詰まることもあります。
今することは、何をどれだけ、どれくらいの期間与えてきたかを整理することです。花を数輪、お茶を数口という程度で、いつもどおり元気なら、水を置いて半日ほど様子を見てください。顔が腫れる、じんましんが出る、歯ぐきや皮膚にあざのような点ができる、精油や濃縮抽出物を口にした——という場合はすぐに動物病院に連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- 不安が強い犬にカモミールティーを与えてもよいですか
- おすすめしません。ASPCAはカモミールを犬に有毒な植物として分類し、長期使用で出血傾向が出ることがあると記しています。分離不安や音への恐怖は行動面の対応と、必要なら処方薬で扱う問題なので、かかりつけの獣医師に相談するほうが確実です。
- 冷めたカモミールティーを少し舐めました
- 数口であれば何事もなく過ぎるか、軽い胃腸の不調で終わることがほとんどです。ただし箱の表示を確認し、緑茶や紅茶がブレンドされていないか、香料が入っていないかを見てください。ティーバッグごと飲み込んだ場合は腸閉塞の危険があるので動物病院に連絡してください。
- 手術を控えていますがカモミールのサプリを与えています
- 術前の診察で必ず伝えてください。ASPCAはカモミールを長期に使うと出血傾向につながることがあると記載しており、手術や抜歯は止血が要になる処置です。いつからどれだけ与えているかを、製品と一緒に伝えてください。