加熱した白身魚

安全

味付けをせずに完全に加熱し、骨をすべて取り除いたたら・かれい・ひらめなどの白身魚は、脂肪が少なく消化もよいため犬に安全です。危険なのは魚ではなく小骨と味付けです。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

加熱した白身魚 · 参考イラスト
参考イラスト

うちの子には、どうあげる?

栄養情報

可食部100gあたり

105 kcal

計算に使った食品の状態十分に加熱したタイセイヨウダラ

たんぱく質
22.8 g
食物繊維
0 g
脂肪
0.9 g
水分
75.9 g

USDA FoodData Central · SR Legacy ↗ · 2026-09-07

知っておきたい栄養のポイント

  • たんぱく質

栄養の基本はバランスの取れた主食です。おやつで栄養を補正したり、病気を治療したりする必要はありません。

腎臓の健康

リン 138 mg · カリウム 244 mg / 100 g

腎臓病では食事全体のリン・カリウム・たんぱく質の調整が必要な場合があります。この数値だけで判断せず、処方食と合わせて獣医師に確認してください。

Merck Veterinary Manual ↗

心臓の健康

ナトリウム 78 mg / 100 g

心臓病では食事全体のナトリウム管理が重要です。ここにある数値は記載した調理状態のもので、塩・ソースを加えた食品や加工品には使えません。

Tufts HeartSmart ↗

関節・体重管理

おやつも一日のカロリーに含め、適正体重を保ちましょう。特定の食品や魚を食べることは、関節の療法食や獣医師が決めたサプリの量とは異なります。

UC Davis ↗

体重別のおやつ量の目安

選んだカロリー枠をグラムに換算した値で、推奨する食事量や食べ切る目標ではありません。最初は小さなひとかけから始め、便の状態を確認しましょう。

計算に使った食品の状態: 十分に加熱したタイセイヨウダラ

選んだ枠に換算した参考上限

13.3 g以下

この食品に使えるカロリー: 14 kcal

健康な成犬2〜45kgのWSAVAおやつ熱量表を使用し、表の間の体重は補間した例です。

果物・ガム・ごほうびをすべて合計して一日のカロリーの10%以内に。他のおやつを食べた分は差し引きます。

体重別の例:一日のカロリーの5%、他のおやつなし
体重カロリーから見た参考上限
2 kg6.6 g以下
5 kg13.3 g以下
10 kg22.3 g以下
20 kg37.6 g以下

下ごしらえとあげ方

  1. 硬い骨と小骨を丁寧に除き、中まで十分に加熱します。塩蔵・燻製・味付き缶詰では代用しません。
  2. 塩・油・砂糖・ソース・玉ねぎ・にんにくを加えません。食べる部分だけをキッチンスケールで量ります。
  3. すべてのおやつを合算し、食べる間は見守りましょう。少量から始め、嘔吐・下痢などがあれば中止します。

栄養・給餌の参考資料: WSAVA · USDA

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 喉に詰まったようにえずく
  • よだれ
  • 嘔吐
  • 喉に詰まって息ができない
  • 消化管穿孔
  • 軟便

この食品について詳しく

米国ケネルクラブ(AKC)は、犬に魚を与えるなら寿命の短い魚種を選ぶよう勧め、さけ、オーシャンホワイトフィッシュ、にしん、ウォールアイ、ひらめなどを挙げています。PetMDの獣医師監修(Sandra C. Mitchell, DVM, DABVP)の記事も、白身魚、たら、ホワイティング、ひらめ、なまずを安全な選択肢とし、水銀と寄生虫の理由からさめ、めかじき、キングマッケレル、めばちまぐろは避けるよう案内しています。白身魚は脂肪が少なく消化がよいため、胃腸が弱っているときやたんぱく源を変えたいときにも使いやすい食材です。 この項目の要は小骨です。AKCは、魚の骨は小さくもろく、口・のど・胃・腸に刺さって臓器の壁を突き破ることがあると警告しています。背骨を外せば大丈夫と思いがちですが、身の中に残る小骨や血合い骨が残ります。指で身をほぐしながら確認し、骨付きの切り身や食卓の焼き魚をそのまま与えないでください。食べたあとに空えずき、よだれ、飲み込みにくそうな様子があれば、口に手を入れて取り出そうとせず、ごはんを丸めて飲ませて押し流そうともせず、家庭で無理に吐かせることもせずに、かかりつけの動物病院に連絡してください。骨が食道を逆に通ると傷が大きくなります。 調理法も決まっています。油と調味料を使わず、蒸す・ゆでる・焼くのいずれかで中心まで火を通します。塩、しょうゆ、バター、にんにく、玉ねぎは使いません。干物、みりん干し、西京漬け、フライ、ちくわ、かまぼこ、かに風味かまぼこはこの項目には当てはまりません。 量はおやつ全体で一日のエネルギーの10%以内とし、魚は週2回程度にとどめます。PetMDは体重2〜20ポンド(約1〜9kg)の犬に対して、一辺2.5cm×0.6cmほどの一切れを目安として示しています。初めて与える日は少量から始め、嘔吐や軟便が出ないか確認してください。生食は寄生虫と細菌の問題があり、別項目で扱います。

よくある質問

小骨を飲み込んだかもしれません
口に手を入れて取り出そうとせず、動物病院に連絡してください。魚の骨は小さくもろく、のどや胃、腸に刺さって壁を突き破ることがあります。ごはんで押し流す方法も危険です。
焼き魚の身だけならよいですか
塩を振って焼いたものはすすめません。塩は身の中までしみ込んでおり、身をほぐしても抜けません。犬に与えるなら味付けをせずに別に加熱したものにしてください。
週に何回まで与えられますか
週2回程度が目安で、おやつ全体を一日のエネルギーの10%以内に収めてください。小型犬なら一度に一切れ(2.5cm角ほど)で十分です。

出典

  1. American Kennel Club
  2. PetMD (veterinary-reviewed: Sandra C. Mitchell, DVM, DABVP)
  3. American Kennel Club
  4. Merck Veterinary Manual
  5. USDA FoodData Central · SR Legacy

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。