ぶどう(葡萄)

危険

ぶどうは犬に急性腎障害を起こす中毒性の食品で、安全な量は確立されていません。体重4.5kgあたり1粒を超えると危険域とされます。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

ぶどう(葡萄) · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

おやつとして与えないでください

体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 食欲不振
  • 元気がなく、ぐったりする
  • 腹痛
  • 水を多く飲む
  • 血中の窒素老廃物の増加
  • 震え

この食品について詳しく

ぶどうがなぜ犬の腎臓を壊すのか、長らく原因不明でしたが、2021年以降は酒石酸(タータル酸)と酒石酸水素カリウムが主因という説が有力です。犬は腎臓のOAT4というトランスポーターが十分に働かないため、酒石酸が近位尿細管の細胞内に溜まって壊死を起こします。単なる下痢ではなく急性腎不全になるのはこのためです。 目安になる数字はMerck獣医マニュアルの「体重4.5kgあたり1粒を超えると危険域」です。10kgの犬なら3粒目から病院案件になります。古い文献の19.6~32g/kgという値は参考程度で、酒石酸の含有量は品種や収穫ロットによって0.35~1.1%、多いときは2%まで変動するため、「ここまでなら安全」と言える量は存在しません。日本の家庭で問題になりやすいのは、巨峰・シャインマスカット・デラウェアの皮や食べ残し、ぶどうジュース、レーズン入りのパンやクッキー、お供え物のぶどう、フルーツゼリーです。種なしでも皮をむいても危険度は変わりません。 時間の流れを覚えておいてください。嘔吐・下痢・食欲不振などの消化器症状は通常6~12時間以内、本当に危険な腎数値の上昇(高窒素血症)は24~72時間後に出ます。食べた直後に元気でも安全という意味ではありません。 食べた量・時刻・品種をメモして、すぐにかかりつけの動物病院か夜間救急動物病院に電話してください。家庭で塩やオキシドールを使って無理に吐かせるのは絶対にやめてください。催吐処置、活性炭の投与、48~72時間の点滴と腎機能のモニタリングは、獣医師が判断して行う処置です。

よくある質問

ぶどうを1粒だけ食べました。様子を見ていいですか?
体重4.5kg未満の小型犬なら1粒でも危険域の基準を超えます。大型犬でも安全とされる量はないので、体重と食べた時刻を控えて、すぐに動物病院に連絡してください。
皮だけ、または種だけを食べた場合はどうですか?
皮も種も同じぶどうの組織なので危険から外れません。原因物質の酒石酸は果実全体に含まれており、部位ごとに安全と示したデータはありません。量と時刻を病院に伝えてください。
レーズン入りの菓子パンでも同じですか?
同じ扱いです。レーズンは乾燥によって酒石酸が濃縮されており、少量でも同じ危険域に届きます。レーズンパン、グラノーラ、クッキーは中身の量が分かりにくいので、包装を持って病院へ行ってください。

出典

  1. Merck Veterinary Manual (reviewed by ASPCA Animal Poison Control Center)

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。