レモン
注意レモンを犬に与える理由はありません。ASPCAは皮に含まれる精油とソラレンを有毒成分として挙げ、AKCは皮を飲み込むと胃の閉塞を起こしうるため、すぐ獣医師に連絡するよう案内しています。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 元気や反応が乏しくなる
- よだれ
- 皮膚炎
- ふらつき・運動失調
- 震え
- 腸閉塞
この食品について詳しく
レモンは犬にとって利点のない果物です。多くの犬は強い酸味とにおいを嫌うため自分から食べることは少なく、事故はたいてい皮が床に落ちた、グラスのくし切りをくわえた、こぼれたレモン水をなめた、といった形で起こります。
ASPCAはレモン(Citrus limonia、ミカン科)を犬・猫・馬に有毒な植物として登録し、有毒成分として精油とソラレンを挙げ、症状は嘔吐・下痢・元気消失、皮膚炎が出ることもあると記載しています。「果肉は食べられるが、皮や植物体は問題を起こす」という注記も添えられています。米国ケネルクラブ(AKC)はさらに踏み込み、レモン果汁に含まれる大量のクエン酸と皮のソラレンは犬に有害であるとして与えないよう勧め、レモンを丸ごと、あるいは皮を飲み込んだ場合はすぐに獣医師へ連絡するよう案内しています。
何が起きるかは、食べた部位と量で決まります。果汁を少しなめた程度なら、よだれや口をくちゃくちゃさせる仕草のあと、嘔吐や軟便で終わることがほとんどです。問題は皮です。皮は硬く消化されないため胃や腸に引っかかることがあり、精油成分が消化管を刺激して嘔吐と下痢が続きます。
皮や丸ごとのレモンを飲み込んだ場合は、量と時刻を控えて、すぐにかかりつけの動物病院、夜間なら救急動物病院へ連絡してください。嘔吐を繰り返す、おなかを触られるのを嫌がる、便が出ないといった様子は閉塞を疑うサインです。家庭で無理に吐かせないでください。皮のような硬く角のある異物は、吐き戻す途中で食道を傷つけるおそれがあり、催吐の判断は獣医師が行うべきものです。レモンの精油、レモンの香りの洗剤やディフューザーの液は果物よりも危険です。VCAは柑橘系の精油を犬に有毒な油として挙げ、呼吸困難、ふらつき、筋肉の震え、口唇・歯ぐき・舌や皮膚の発赤やただれ、嘔吐を症状とし、無理に吐かせたり活性炭を与えたりせず、すぐに動物病院へ連絡するよう案内しています。
よくある質問
- レモンの皮をかじってしまいました
- すぐに動物病院へ連絡してください。皮には精油とソラレンが集まっており、硬いため胃や腸に詰まることもあります。食べた量と時刻を控え、家庭で無理に吐かせないでください。
- レモン水を少しなめただけでも危険ですか
- 少量であれば、よだれや軽い嘔吐、軟便で済むことがほとんどです。ただし嘔吐や下痢が続く、元気がないといった場合は動物病院に連絡してください。甘みのある飲料はキシリトールの有無を先に確認してください。
- レモンが口臭やノミに効くと聞きました
- 根拠がなく危険です。レモン果汁を飲ませたり、レモンを煮出した水を体に吹きかけたりする民間療法は、消化管と皮膚を刺激します。デンタルケアとノミ・ダニ対策は、獣医師が処方した製品で行ってください。