リーキ(西洋ねぎ)・ねぎ
危険リーキはネギ属の野菜で、玉ねぎやにんにくと同じ酸化的ハインツ小体性溶血性貧血を起こします。日本の長ねぎや万能ねぎも同じ属で同様に危険です。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
おやつとして与えないでください
体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 元気がなく、ぐったりする
- 歯ぐきなどの粘膜が白っぽくなる
- 脱力
- 黄疸
- ヘモグロビン尿
この食品について詳しく
リーキ(Allium ampeloprasum)は、ASPCAとMerck獣医マニュアルの両方で玉ねぎ・にんにくと並んで挙げられている中毒性の野菜です。仕組みも同じで、有機硫黄化合物が赤血球のヘモグロビンを酸化させてハインツ小体をつくり、その赤血球が壊れて溶血性貧血になります。
最初に正直に書いておくべきことがあります。リーキについて犬で測定されたg/kgの中毒量は、まだ公表されていません。そのためデータが出るまでは玉ねぎと同等、つまり生換算15~30g/kgを臨床症状量の目安として扱います。数値がないことは「危険度が低い」という意味ではなく、より慎重に扱う理由です。
日本の飼い主にとって重要なのは属の広がりです。海外のリストに「leek」としか書かれていなくても、長ねぎ、九条ねぎ、万能ねぎ、わけぎ、あさつき、エシャロットはすべて同じネギ属です。現実的な事故は、ねぎを入れた鍋の汁、うどんやラーメンのつゆ、味噌汁、すき焼きの割り下、ねぎま、薬味のねぎを取り分けたご飯などで起こります。煮汁にも成分が溶け出すため、「具は取り除いたから大丈夫」とは言えません。
症状の流れはネギ属共通です。嘔吐・下痢・元気消失は数時間以内に出ることがあり、歯ぐきの蒼白、脱力、黄疸、醤油色の尿といった貧血症状は通常3~5日後に現れます。
食べた量・形・時刻を控えて、すぐにかかりつけの動物病院か夜間救急動物病院に連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。症状がなくても24時間後と72時間後の血液検査(CBC)で貧血の進行を確認してもらいましょう。
よくある質問
- 長ねぎや万能ねぎもリーキと同じくらい危険ですか?
- 同じ危険群として扱ってください。長ねぎ、九条ねぎ、万能ねぎ、わけぎはすべて同じネギ属で、赤血球を酸化させる作用は共通です。「leek」としか書かれていない海外リストでも、これらが除外されるわけではありません。
- ねぎを煮た汁を少しあげてしまいました。具は入っていません。
- 煮汁にも有機硫黄化合物が溶け出しているため安全とは言えません。鍋の汁、麺つゆ、味噌汁も同じ扱いです。飲んだ量と時刻を動物病院に伝え、3~5日は歯ぐきと尿の色を観察してください。
- リーキは何グラムから中毒になりますか?
- 犬におけるリーキ単独のg/kg中毒量は公表されていません。データが出るまでは玉ねぎと同等として、生換算15~30g/kgを目安に判断します。数値がないぶん、少量でも動物病院に相談するのが安全です。