シリカゲル(乾燥剤)
注意白色や透明の標準的なシリカゲルの粒自体は吸収されず、毒性は低いとされます。本当の危険は、袋ごと飲み込んだことによる消化管閉塞と、見た目がよく似た鉄入りの脱酸素剤です。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 喉に詰まって息ができない
- 腸閉塞
- 食欲不振
- 元気がなく、ぐったりする
- 下痢
- 腹痛
- 便が出ない
- えずく
- ショック・循環不全
この食品について詳しく
シリカゲルは二酸化ケイ素でできた乾燥剤です。米国の National Capital Poison Center は、標準的な白色または透明のシリカゲルについて「有毒ではなく、飲み込んでも無毒性の摂取と考えられる」と説明しています。体に吸収されずそのまま通過するためです。袋に大きく書かれた「食べられません」は、化学的な毒性の警告というより、飲み込むなという警告に近い表示です。
とはいえ、放っておいてよい事故ではありません。犬は粒だけをきれいに食べるのではなく、不織布の袋ごと飲み込みます。Merck 獣医マニュアルは、犬の消化管閉塞の多くが異物の誤飲によるもので、食欲不振、吐き戻し、嘔吐、下痢、元気消失、重い場合はショックとして現れると記載しています。異物が36~48時間で通過しない場合や症状が悪化する場合は、内視鏡や手術で取り出す必要があります。小型犬では、小さな袋ひとつでも十分に問題になります。
もうひとつ、より重要な取り違えがあります。のり、乾物、するめ、菓子の袋に入っている四角い袋は、シリカゲルではなく脱酸素剤であることが多く、その中身は鉄粉です。Pet Poison Helpline は、犬の鉄中毒の原因として脱酸素剤を挙げています。鉄中毒は嘔吐、血便、元気消失、腹痛からショックや肝障害へ進むことがあり、シリカゲルとはまったく別の事故です。また、上の「無毒性」という説明は標準的な白色・透明の製品に限った話で、青やオレンジに変色する表示用の製品を同じ扱いにはできません。
まず、同じ製品の未開封の袋を探して表示を読んでください。シリカゲルか脱酸素剤か、袋ごと飲んだのか粒だけか、犬の体重はいくつかを控えて動物病院に電話します。家庭で無理に吐かせないでください。吐かせるか通過を待つかは、飲んだ物と犬の大きさを合わせて獣医師が判断します。その後の数日、嘔吐を繰り返す、おなかを触られるのを嫌がる、便が出ないといった変化があれば閉塞を疑い、もう一度受診してください。
よくある質問
- のりの袋に入っていたものを食べました。シリカゲルですか
- のりや乾物の袋に入っているのは脱酸素剤であることが多く、中身は鉄粉です。鉄中毒はシリカゲルとは別の事故になりますので、同じ製品の袋を探して表示を確認し、動物病院に伝えてください。
- 粒を数個なめただけです。受診は必要ですか
- 標準的な白色・透明のシリカゲルの粒自体は吸収されず毒性は低いとされます。ただし袋ごと飲んでいないか、色の変わる表示用製品でないかを確認し、嘔吐や食欲低下があれば連絡してください。
- 袋ごと飲んだようですが、今は元気です
- 今元気であることと通過したことは別です。異物が36~48時間で通過しなければ取り出す必要があり、その間に嘔吐の繰り返しや腹痛、便が出ないといった変化が出ます。病院に伝え、観察の仕方を確認してください。