睡眠薬
危険睡眠薬はごく少量でも犬に作用し、鎮静やふらつき、重い場合はけいれんや呼吸抑制に至ります。ゾルピデムでは体重1kgあたり0.22mgで症状が報告されています。すぐに動物病院へ連絡してください。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
おやつとして与えないでください
体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- ふらつき・運動失調
- 元気がなく、ぐったりする
- 脱力
- よだれ
- 嘔吐
- 震え
- 強い興奮・落ち着きのなさ
- けいれん発作
- 呼吸が遅く・弱くなる
- 周囲や方向が分からなくなる
- 普段と違う行動
- 倒れる
この食品について詳しく
マイスリー、ルネスタ、アモバン、ハルシオン、レンドルミン、ベルソムラ、デエビゴ。枕元やベッドサイドの引き出しは、犬の口が最も届きやすい場所のひとつです。夜中に落とした1錠を飲み込んでしまった、という相談はとても多い事故です。
必要な量はごくわずかです。Merck 獣医マニュアルは、ゾルピデム・ザレプロン・エスゾピクロンについて、体重1kgあたり0.22mg で鎮静と運動失調が、0.6mg/kg で振戦と異常な鳴き声が生じたと記載しています。国内で一般的なゾルピデム錠は1錠5~10mg ですから、体重5kg の犬が10mg を1錠飲み込めば 2mg/kg、目安の3倍を超えます。症状はふつう30分以内に出ます。
ベンゾジアゼピン系(トリアゾラム、ブロチゾラム、ジアゼパム、ロラゼパムなど)では鎮静と運動失調が多い一方、特に高用量では逆に興奮したり攻撃的になったりする逆説反応が出ることがあります。落ち着かず動き回っているからといって「薬のせいではない」と判断しないでください。ベンゾジアゼピン系にはフルマゼニル(犬 0.01mg/kg、静脈内にゆっくり)という拮抗薬がありますが、半減期が短く反復投与が必要になることがあり、病院でしか行えない処置です。
残った薬、PTP シート、お薬手帳や処方箋をそのまま持ってください。減った錠数、飲んだ時刻、犬の体重を控えて、かかりつけの動物病院か夜間救急動物病院に電話します。薬局で買える睡眠改善薬は処方薬とは成分がまったく違うので、製品名と成分表示をそのまま読み上げてください。家庭で無理に吐かせないでください。ぐったりしている犬やふらついている犬を吐かせると、吐物が気管に入ります。移動中は毛布で体を支え、階段や段差から落ちない場所に寝かせてください。
よくある質問
- ゾルピデムを半錠だけ飲みました。体重5kgです
- 様子を見ないでください。5mg の半錠は体重5kg の犬で約0.5mg/kg となり、鎮静と運動失調が報告された0.22mg/kg をすでに超えています。薬の名前と含有量、時刻を控えて動物病院に電話してください。
- 眠っているだけのように見えます。寝かせておいてよいですか
- よくありません。深い鎮静は呼吸が浅くなり血圧が下がる段階につながりますが、その変化は家庭では確認できません。起きていても眠っていても、今すぐ受診してください。
- 眠るどころか興奮しています。薬のせいではないのでは
- 薬のせいである可能性があります。ベンゾジアゼピン系では高用量で逆説的な興奮が起こり、非ベンゾジアゼピン系でも振戦や異常な鳴き声が報告されています。同じ誤飲として病院に伝えてください。