サンスベリア

危険

サンスベリアはASPCAが犬に有毒と分類しています。葉に含まれるサポニンが消化管の粘膜を刺激して吐き気・嘔吐・下痢を起こし、硬い葉を丸ごと飲み込むと閉塞の危険もあります。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

サンスベリア · 参考イラスト
参考イラスト

与える前に確認しましょう

おやつとして与えないでください

体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • よだれ
  • 食欲不振
  • 元気がなく、ぐったりする
  • 腹痛
  • 脱水
  • 腸閉塞
  • 吐こうとしても何も出ない

この食品について詳しく

サンスベリア(Sansevieria trifasciata、トラノオ)は、ASPCAの有毒植物データベースに「犬に有毒」として掲載されています。有毒成分はサポニンで、記載されている症状は吐き気・嘔吐・下痢です。サポニンは石けんのように表面張力を下げる性質があり、消化管の粘膜を直接刺激します。そのためポトスのような口の中の灼熱感ではなく、飲み込んだあとに胃腸が荒れる形で出ます。 多くは嘔吐と下痢で収まりますが、体格によって話が変わります。3~5kgの小型犬が数時間にわたって吐き下しを繰り返すと、脱水と電解質の乱れが一気に進みます。シニア犬、心臓や腎臓に持病のある犬、子犬では、この脱水そのものが危険です。歯ぐきが乾いてねばつく、首の後ろの皮膚をつまんで放すと戻りが遅い、ぐったりして立てないといった様子があれば、様子見をせず受診してください。 見落とされやすいのが閉塞です。サンスベリアの葉は多肉質ですが繊維が強く、一枚を丸ごとちぎって飲み込むと消化されずに流れていきます。Merck獣医マニュアルは消化管閉塞を緊急疾患として扱い、食欲不振、吐出、嘔吐、下痢、元気消失、ショックが部位と経過によって現れるとしています。えずくばかりで何も出ない、おなかを触ると痛がる、二日以上便が出ないときは閉塞を疑ってください。 日本ではサンスベリアは、開店祝いや新築祝いの鉢として最もよく贈られる観葉植物のひとつです。葉が剣のように立っているので犬がくわえて振り回しやすく、大鉢はリビングの床にそのまま置かれます。かじられていたら、傷んだ葉を取っておき、どのくらい欠けたかを見積もって動物病院に連絡してください。家庭で吐かせようとせず、吐いている最中に水を一度に大量に飲ませないでください。制吐薬、点滴、閉塞の有無の確認は獣医師の判断です。

よくある質問

葉の先を少しかじっただけで、吐いてもいません
少量であれば症状が出ずに済むこともあります。ただしサポニンの刺激は数時間遅れて嘔吐や下痢として出ることがあるので、一日は食欲・便・元気を観察してください。嘔吐や下痢が繰り返す場合は、その時点で動物病院に連絡するのが安全です。
二回吐きました。受診したほうがよいですか
小型犬・シニア犬・子犬では、繰り返す嘔吐そのものが脱水につながるため受診の理由になります。歯ぐきが乾いてねばつく、ぐったりしている場合はすぐに行ってください。大型犬で一、二回で落ち着き元気があるなら、まず病院に電話で状況を伝えて指示を仰いでください。
葉を一枚丸ごと飲み込みました
この場合は成分より閉塞が問題です。サンスベリアの葉は繊維が強く、消化されないまま流れるか途中で引っかかります。えずきを繰り返す、おなかを痛がる、便が出ない場合は緊急です。飲み込んだ時刻と葉の大きさを控えて、すぐ病院に連絡してください。

出典

  1. ASPCA Animal Poison Control — Snake Plant (Sansevieria trifasciata)
  2. Merck Veterinary Manual — Gastrointestinal Obstruction in Small Animals

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。