魚の骨
危険魚の骨は細くもろく、口の中・のど・胃・腸のどこにでも刺さり、臓器の壁を突き破ることがあります。飲み込んだ心当たりがあれば、元気そうでも今すぐ動物病院へ連絡してください。ご飯を丸のみさせたり吐かせたりしないでください。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
おやつとして与えないでください
体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 喉に詰まったようにえずく
- よだれ
- 吐こうとしても何も出ない
- 喉に詰まって息ができない
- 嘔吐
- 食欲不振
- 腹痛
- 消化管穿孔
- 消化管閉塞
- 血便
- 発熱
- 元気がなく、ぐったりする
- 倒れる
この食品について詳しく
魚の骨は化学的な毒ではなく、物理的な刃物です。米国ケネルクラブは犬に魚を与えるときの最大の危険として骨を挙げ、魚の骨は小さくもろくて危険であり、口の中、のど、胃、腸のどこにでも刺さり、ときには臓器の壁を突き破ると説明しています。加熱しても柔らかくなりません。焼けば焼くほど乾いて鋭くなります。
どこで止まるかで出方と時間が変わります。上あご、扁桃、舌の下に刺さった場合はすぐに分かります。えずく、よだれが増える、前足で口をかく、食べようとしない。食道で止まると、飲み込もうとして空えずきを繰り返し、粘つくよだれが垂れます。胃や腸まで進んだ場合は当日は元気で、一日から数日後に嘔吐の繰り返し、食欲不振、おなかを触られるのを嫌がる、血便、発熱、ぐったりという形で出ます。この段階では穿孔と腹膜炎を疑う必要があります。食べた直後に元気なことは、安全であることを意味しません。
骨にも差があります。たい、ほっけ、さば、あじの太い骨や中骨、さんまの背骨は危険です。さけやますの小骨も束になれば問題になります。さば缶やいわし缶の骨は高温高圧処理で指でつぶせるほど柔らかく性質が違いますが、その缶詰自体は塩分と油があるため常用は勧めません。
してはいけないことが三つあります。ご飯やパンを丸のみさせて骨を押し下げようとしないでください。よく知られた民間療法ですが、骨を組織の奥へ押し込み、内視鏡で取り出しにくくします。無理に吐かせないでください。上がってくる骨は、下りたときより大きく食道を裂きます。指やピンセットを口に入れて取ろうとしないでください。埋まった側がどこまで届いているか見えません。
すべきことは一つです。食べた魚の種類、骨のおおよその大きさ、時刻を控えて、今すぐかかりつけの動物病院、夜間であれば救急動物病院へ連絡してください。レントゲンや内視鏡の判断は獣医師が行います。魚の骨はレントゲンに写りにくいことがあるので、あなたが伝える経過が診断を左右します。予防は単純です。犬に与える魚は骨を完全に取り除いて加熱し、食べ終えた骨や頭はふた付きのごみ箱に捨ててください。
よくある質問
- 骨を飲み込みましたが元気そうです。様子を見てよいですか
- いけません。胃や腸まで進んだ骨は一日から数日後に穿孔を起こすことがあり、症状が出た時点では腹膜炎に進んでいる可能性があります。魚の種類と飲み込んだ時刻を控えて、今すぐ動物病院に連絡してください。
- ご飯を丸のみさせれば骨が下りると聞きました
- やめてください。骨を組織の奥へ押し込み、内視鏡での摘出を難しくします。人でも勧められていない方法です。何も食べさせずに動物病院へ連絡し、指示を受けてください。
- さば缶の骨も危険ですか
- 缶詰の骨は高温高圧処理で指でつぶせるほど柔らかくなっており、刺さる危険という点では別物です。ただし食塩や油が加えられているので、与えるなら食塩無添加・水煮のものを少量にしてください。