レオンベルガー

ドイツのレオンベルクでニューファンドランドやセント・バーナードを掛け合わせて作られた超大型の家庭犬。穏やかで訓練も通りますが、厚いダブルコートと日本の夏の湿度が最大の負担になります。

レオンベルガー · 参考イラスト
参考イラスト
体重
41–77 kg
寿命
8–9 年

体重と寿命は犬種ガイドの参考範囲です。性別・系統・個体によって異なり、愛犬の適正体重や寿命を予測するものではありません。性格や世話の負担は、本文と実際の犬の生活歴を合わせて確認してください。

犬種の背景と特徴

レオンベルガーは19世紀半ば、ドイツ南西部のレオンベルクで、ニューファンドランド、セント・バーナード、ピレニアン・マウンテン・ドッグなどを掛け合わせて作られた犬種です。当初から家族と暮らす作業犬として意図され、農場の仕事や荷車引き、水辺の作業をこなしてきました。二度の世界大戦で頭数が激減し、いまの個体群はごく少数の生き残りから再建されています。

気質は体格の似た番犬種とは明確に違い、見知らぬ人に敵対的ではなく、人と一緒に何かをするのを好み、訓練もよく通ります。ただし繊細な面があり、大きな声や強い叱責には簡単に萎縮します。

運動と遊び

運動は1日合計1時間ほどが目安です。朝夕に分けて歩き、水を好む犬種なので泳がせられるなら関節に優しい最良の運動になります。成長期は2歳近くまで反復的なジャンプや階段、長距離のランを避け、やや細めに育ててください。

被毛と日常のお手入れ

手入れはこの犬種を選ぶときに最も大きく見積もるべき部分です。下毛の詰まったダブルコートに首回りのたてがみと脚の飾り毛が加わるため、普段から週3回以上のブラッシングが必要で、年2回の換毛期には数週間毎日とかしても下毛が出続けます。シャンプー後に根元まで乾かすのに1時間以上かかることもあり、大型犬用のドライヤーはほぼ必須です。

この大きさを受け入れてくれるトリミングサロンが近くにあるかも先に確認しておきましょう。

健康面で確認すること

健康面では股関節・肘関節形成不全、骨肉腫、アジソン病、胃拡張胃捻転、眼瞼内反が知られています。この犬種特有の多発性神経障害については一部のタイプで遺伝子検査があるので、親犬の検査状況を繁殖者に確認してください。寿命は8〜9年程度です。

住環境と世話の計画

日本では夏がいちばんの難所です。涼しいヨーロッパの気候に合わせた被毛のため、梅雨の湿度と真夏の熱帯夜にはとくに弱くなります。6〜9月は散歩を早朝と夜に移し、冷房と除湿を併用し、水遊びや雨のあとは下毛まで完全に乾かして皮膚炎と外耳炎を防いでください。

住宅面では大型犬可の物件に加えて、換毛期の抜け毛の量が生活に直結します。ロボット掃除機では追いつかない時期があることを想定しておくと安心です。

犬種の比較

出典

  1. FCI — LEONBERGER (145)

    犬種名・原産地・外見・分類の標準資料。複数のサイズや毛の種類が含まれる場合は該当する区分を確認してください。

    犬種名・資料URLの確認:

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。