あんこ(あん)
注意あんこで問題になるのはあずきではなく砂糖です。市販のあんは重さの半分近くが砂糖で、嘔吐や下痢を起こします。一緒に包まれているもちは詰まる危険があります。「砂糖不使用」「糖質オフ」の表示があれば、まずキシリトールを確認してください。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 軟便
- 元気がなく、ぐったりする
- 腹痛
- 膵炎
- 低血糖
- 食道閉塞
- 体重増加
この食品について詳しく
あんこは、煮たあずきにほぼ同じ重さの砂糖を加えて練り上げたものです。あずき自体に犬への毒性はありませんが、この形になった時点で、それはあずきではなく砂糖のかたまりです。
少量なら急性中毒にはなりません。どら焼きやあんパンをひと口盗み食いした犬は、数時間以内の軟便や一、二回の嘔吐で収まることがほとんどです。水を飲めるようにして12時間ほど様子を見てください。問題は量が増えたときです。あんこを使った菓子にはバター、生クリーム、練乳などの脂肪が一緒に入っていることが多く、高脂肪・高糖の食べ物は犬に膵炎を起こすことがあります。習慣的に与えれば肥満と歯の病気につながります。
実際には、あんこよりも一緒に入っているものの方が危険な場合が多くあります。大福やもち、白玉のようなもち米の生地は、飲み込むと粘って食道や腸に詰まります。チョコレートでコーティングした製品には、犬に有毒なテオブロミンが含まれます。あんみつやぜんざいには白玉と寒天、シロップが加わります。何を食べたか数えるときは、あんこだけを数えず包装をそのまま取っておいてください。
「砂糖不使用」「糖質オフ」「ゼロ」と書かれたあん製品なら、原材料表示でキシリトールを必ず確認してください。Merck獣医マニュアルによれば、キシリトールは体重1kgあたり約100mgから低血糖を起こし、500mg/kgを超えると重い肝不全に至ることがあります。低血糖は摂取30分後から出ることも、12~18時間まで遅れることもあり、肝障害の兆候は24~48時間たってから現れます。表示にキシリトールがあれば、症状がなくても今すぐ動物病院です。
通常の砂糖のあんを少量食べただけで、チョコももちもなかったのなら経過観察で十分です。嘔吐を繰り返す、ぐったりする、おなかを触られるのを嫌がる、前足を伸ばしてお尻を上げる姿勢をとるといった様子があれば膵炎を疑い、すぐに動物病院へ連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- どら焼きを食べてしまいました
- 砂糖と小麦粉、油が大半なので、小型犬でも軟便か一、二回の嘔吐で収まることが多いです。水を与えて12時間ほど様子を見てください。チョコ入りやクリーム入りだった場合は成分が違うので、包装を持って動物病院に連絡してください。
- 砂糖不使用のあんなら大丈夫ですか
- かえって危険なことがあります。砂糖不使用や糖質オフの製品にはキシリトールが使われることがあり、体重1kgあたり100mgから低血糖、500mgを超えると肝不全の危険があります。表示にあれば症状がなくても今すぐ連絡してください。
- 大福を丸ごと飲み込みました
- あんこよりもちが心配です。もち米の生地は粘って食道や腸に詰まることがあります。えずき、よだれ、繰り返す嘔吐、飲み込みにくそうな様子があれば、様子を見ずにすぐ動物病院へ連絡してください。