ホイップクリーム

注意

カフェの犬用カップのおかげで安全な食べ物と思われがちですが、乳糖と砂糖と脂質が一つのカップに入ったおやつです。無糖のホイップトッピングにキシリトールが使われていれば緊急事態になります。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

ホイップクリーム · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 下痢
  • おなら・ガスの増加
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 元気がなく、ぐったりする
  • 脱力
  • ふらつき・運動失調
  • 低血糖
  • 膵炎
  • 体重増加

この食品について詳しく

ホイップクリームは、カフェが犬用に無料で出すカップのおかげで「犬に与えてよいもの」という位置づけになりました。それ自体が毒物というわけではありませんが、安全という意味でもありません。 まず中身です。ホイップクリームは生クリームに砂糖を加え、空気を含ませてふくらませたものです。かさが大きく見えるため量が少なく感じますが、泡が消えて残るのは脂質と砂糖です。米国ケネルクラブは、乳製品は脂質と天然の糖が多く、食事に多すぎると肥満や膵炎につながり得ると案内しています。さらに乳製品は犬の食物不耐性の主要な原因であるとも述べており、カップ一杯を平らげた夜に下痢をするのはよくある結果です。 カロリーも一度計算しておく価値があります。体重5kgの犬が一日に必要とするエネルギーはおよそ350kcal前後で、おやつはその10%以内、つまり35kcal程度が目安です。カップを満たしたホイップクリームは、それだけでその枠を使い切ります。 本当に注意すべきは無糖タイプです。無糖・低糖をうたうホイップトッピングの中には、キシリトールで甘みをつけた製品があります。Merck獣医マニュアルは、キシリトールがおよそ100mg/kgを超えると低血糖を、500mg/kgを超えると重い肝不全を起こし得ると記載しています。低血糖の症状は30分以内に出ることがあり、肝障害は24~48時間後まで表れないこともあります。カフェのカップは通常の加糖クリームであることがほとんどですが、自宅の冷蔵庫にあるスプレー缶は必ず原材料名を読んでください。 スプレー缶そのものにも注意が必要です。犬に缶をかませないでください。圧縮ガスの入った容器であり、ノズルやキャップは飲み込めば異物になります。 まとめると、普通のホイップクリームをごく少量、たまに、であれば多くは無害です。乳製品に敏感な犬、肥満、糖尿病、膵炎の既往がある犬には与えないでください。無糖製品を食べてしまった場合は、容器を持ってすぐにかかりつけの動物病院か夜間救急動物病院へ連絡してください。嘔吐の繰り返し、腹痛、ふらつき、脱力、けいれんは待ってよいサインではありません。家庭で無理に吐かせないでください。

よくある質問

カフェの犬用ホイップは与えてよいですか
普通の加糖ホイップなら中毒の問題はありません。ただし乳糖と砂糖と脂質が入っており、小型犬ではカップ一杯で一日のおやつ分を使い切ります。たまににとどめ、乳製品に敏感な犬、肥満、糖尿病、膵炎の既往がある犬には与えないでください。
無糖のホイップクリームを食べてしまいました
原材料名を確認してください。キシリトールが入っていれば緊急です。Merckの基準ではおよそ100mg/kgを超えると低血糖が起こり、30分以内に症状が出ることがあります。容器を持って今すぐ動物病院へ連絡してください。
ホイップを食べた夜に下痢をしました
乳糖と脂質に対するよくある反応で、多くは一日ほどで落ち着きます。新鮮な水を飲めるようにして様子を見てください。血が混じる、嘔吐を繰り返す、明らかに元気がない場合は動物病院へ。人用の下痢止めを自己判断で与えないでください。

出典

  1. American Kennel Club — Can Dogs Drink Milk?
  2. Merck Veterinary Manual — Xylitol Toxicosis in Dogs
  3. American Kennel Club — Can Dogs Eat Yogurt? (xylitol in sweetened dairy)
  4. VCA Animal Hospitals — Pancreatitis in Dogs

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。