経口避妊薬(ピル)
注意ピルはシートの中に女性ホルモン錠と鉄分入りのプラセボ錠が混在しており、どの錠剤を何錠飲んだかが重要です。鉄中毒とエストロゲンによる骨髄抑制が実際の危険です。シートを持って病院へ連絡してください。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
- 元気がなく、ぐったりする
- 腹痛
- 血の混じった下痢
- ショック・循環不全
- 歯ぐきなどの粘膜が白っぽくなる
- 肝不全
- 消化管穿孔
この食品について詳しく
ピルの誤飲は「ホルモンの薬だから」と油断されやすい事故です。1シートの中には性質の違う錠剤が混じっていて、どれを何錠飲んだかで対応が変わります。
最初に確認するのは鉄分です。多くの製品では、ホルモンを含まないプラセボ錠に鉄分が配合されています。Pet Poison Helpline は、犬の鉄中毒を起こす原因として、使い捨てカイロや脱酸素剤、鉄入りサプリメントと並べて経口避妊薬を挙げています。鉄中毒は嘔吐・下痢・食欲不振で始まり、重くなると血を吐く、血便、ショック、肝障害へ進みます。シートの色の違う列が空になっていれば、まずこれを疑ってください。
次にエストロゲンです。Merck 獣医マニュアルは、動物の再生不良性貧血、つまり骨髄が血球を作れなくなる状態の中毒性の原因としてエストロゲンを明記しています。骨髄抑制はその日には見えません。数日から数週間たってから、歯ぐきが白い、内出血や点状出血が増える、元気がない、感染が治りにくいといった形で現れます。「翌日も元気だった」は安全の証明になりません。
三つ目はシートそのものです。PTP シートごと噛んで飲み込むと、切れたアルミとプラスチックの縁が消化管を傷つけます。
残ったシートを持って、空いている数を数えてください。製品名、成分と含有量、プラセボ錠に鉄分が入っているか、飲んだ錠数と時刻、犬の体重を控えて動物病院に電話します。家庭で無理に吐かせないでください。催吐処置、活性炭、血清鉄の測定、血球検査とその後の追跡は、獣医師が判断して行います。シートは捨てずにそのまま持参してください。
よくある質問
- 1錠だけです。それでも受診が必要ですか
- どの錠剤かによります。ホルモン錠と鉄分入りのプラセボ錠では対応が変わるので、シートのどこが空いているかを確認したうえで動物病院に電話し、判断を仰いでください。
- 1日たちましたが症状がありません。もう大丈夫ですか
- まだ安心できません。エストロゲンによる骨髄抑制は数日から数週間後に貧血や出血傾向として現れます。誤飲を病院に伝え、血球検査の再検査時期を相談してください。
- PTP シートごと飲み込んだようです
- 薬の成分とは別の危険があります。切れたアルミとプラスチックの縁が消化管を傷つけるため、無理に吐かせず、残りのシートを持って今すぐ受診してください。