ミニトマト
注意完熟したミニトマトの果肉は、ASPCAも無毒としています。問題は二つ、丸のみしやすい大きさと形、そしてヘタに残る緑の部分です。半分に切り、ヘタを取ってから与えてください。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 喉に詰まって息ができない
- 嘔吐
- 下痢
- 軟便
- 過剰なよだれ
- 腹痛
この食品について詳しく
ミニトマトは「実」と「植物体」を分けて考える代表例です。ASPCAの有毒植物データベースはトマト(Lycopersicon spp.)を犬に有毒な植物として掲載し、毒性成分をソラニンとしたうえで、最後に「完熟した果実は無毒」と明記しています。Pet Poison Helplineも、完熟した赤いトマトは適量なら概ね安全で、未熟な実・葉・茎・つる・花といった緑の部分が有毒だと説明しています。つまり真っ赤に熟した果肉そのものは中毒の心配をする対象ではありません。
危険は別のところにあります。一つ目は大きさと形です。ミニトマトは丸くてつるつるしており、小型犬の気道の太さに近い大きさです。犬は数回かんで飲み込むので、丸ごと渡すとかまずに飲み込んでのどを塞ぐことがあります。人の子どもにミニトマトを半分に切って出すのと同じ理由です。半分に、小型犬なら4つに切ってください。
二つ目はヘタです。売られているミニトマトは緑のガクと短い茎がついたままのことが多く、この緑の部分こそトマチンやソラニンが集まっている場所です。ヘタ一つで倒れることはまずありませんが、わざわざ残す理由もありません。取り除いてから与え、まだ緑やオレンジが残る未熟な実もよけてください。
三つ目は量です。ミニトマトは大玉より糖度が高く酸味もあるため、パックごと食べてしまうと軟便や嘔吐、胃の刺激につながります。おやつ全体で一日の必要エネルギーの10%以内に収め、ミニトマトは一日1〜2個で十分です。なお米国ケネルクラブ(AKC)は、より安全な選択肢があるとしてトマト自体を避けるようすすめています。
対応はこうです。完熟した実を数個かんで飲み込んだだけなら、水を用意して様子を見てください。丸ごと飲み込んでえずいている、呼吸が苦しそうというときはすぐに受診してください。緑の実やヘタ、茎をいくつも食べた場合は、よだれ、元気消失、ふらつき、瞳孔が開くといった変化を見ながら、すぐに動物病院に連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- ミニトマトを丸ごと与えてもよいですか
- おすすめしません。丸くてつるつるした形は小型犬の気道の太さに近く、丸のみすると詰まる危険があります。半分に、小型犬なら4つに切り、ヘタを取ってから与えてください。
- ヘタつきのまま1個食べてしまいました
- ヘタ1個で重い中毒になることはまれです。ただし緑の部分に毒性成分が集まっているので、よだれ、嘔吐、元気消失、ふらつきが見られたら動物病院に連絡してください。
- 一日に何個まで与えられますか
- 完熟したもので、小型犬は1個、中〜大型犬でも2〜3個で十分です。糖分と酸味があるため食べ過ぎると軟便や嘔吐につながり、おやつ全体は一日の必要エネルギーの10%以内に収めてください。