鶏皮
注意鶏皮は鶏の中でもっとも脂が集中する部位で、焼いたり揚げたりすれば調理油も加わります。AKCは鶏肉を分けるとき皮は必ず取り除くよう案内しています。脂肪の多い食事は急性膵炎の典型的な引き金です。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 繰り返す嘔吐
- 腹痛
- 下痢
- 食欲不振
- 元気がなく、ぐったりする
- 脱水
- 背中を丸める・前半身を低くしてお尻を上げる姿勢
- 軟便
- 膵炎
この食品について詳しく
鶏皮は毒ではありません。脂のかたまりです。そして犬にとって脂は、量が増えればそれ自体が救急の原因になります。
AKCは鶏肉を犬に分けるとき皮を必ず取り除くよう案内しています。皮そのものの脂に、焼いたり揚げたりする際のバターや油が加わって脂質が過剰になり、味付けも皮にいちばん多く付くためです。Merck獣医マニュアルは犬のフードで1,000kcalあたり脂肪20g未満を推奨していますが、焼いた皮や揚げた皮はひと口でこの計算を壊します。
心配すべき結果は急性膵炎です。Merckは食事の不適切な摂取を犬の急性膵炎の一般的な危険因子とし、血中中性脂肪が500mg/dL以上と高い場合はそれ自体が危険因子になるとしています。ミニチュア・シュナウザーで発生が際立って多く、ヨークシャー・テリア、コッカー・スパニエル、ダックスフンド、プードルでも多く報告されています。症状は食欲廃絶、繰り返す嘔吐、元気消失、腹痛、下痢、脱水です。VCAは前肢と頭を床につけてお尻を上げる姿勢を典型として挙げ、軽症の予後は良好だが重症では予後が保証できないとしています。多くは一日以内、早ければ数時間で始まります。
調理法によって危険度は大きく変わります。ゆで鶏からはがした皮ひと切れなら、多くは軟便程度で済みます。一方、鶏皮の唐揚げ、焼き鳥の皮串、フライドチキンの皮は別物です。調理油と塩に加え、たれには砂糖としょうゆ、にんにくが入ります。Merckはにんにくが玉ねぎの3~5倍強く、実際の中毒の多くが粉末など濃縮された形で起きていると説明しています。
ひと切れ食べた場合は、水を自由に飲める状態にして24~48時間観察してください。繰り返す嘔吐、おなかを触られるのを嫌がる、祈りのポーズ、強い元気消失があれば、すぐに動物病院へ連絡してください。過去に膵炎を起こした犬や好発犬種では、量に関係なく先に相談するほうが安全です。家庭で無理に吐かせてはいけません。
よくある質問
- ゆで鶏の皮をひと切れ食べました
- 健康な成犬なら、多くは軽い胃腸の不調や軟便で済みます。ただし習慣にはしないでください。過去に膵炎を起こした犬やミニチュア・シュナウザーなどの好発犬種では、ゆでた皮も与えないほうが安全です。
- 焼き鳥の皮串を食べてしまいました
- ゆでた皮とは別に考えてください。たれの砂糖・しょうゆ・にんにくと塩分が加わり、串そのものが消化管を傷つける危険もあります。串ごと飲み込んだ疑いがあれば、症状がなくてもすぐ動物病院に連絡してください。
- 皮を外して身だけ与えればよいですか
- それが正しい方法です。皮と骨を外し、塩・油・にんにくを使わずにゆでるか焼いた胸肉やささみを小さく切って与えてください。おやつ全体は一日の必要エネルギーの10%以内に収めます。