鶏の首(ネック)

注意

鶏の首は犬が丸のみできる大きさのため、食道・腸の閉塞、窒息、歯の破折が主な危険です。加熱したものは鋭く裂けてさらに危険で、生のものにはサルモネラなどの細菌の問題が加わります。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

鶏の首(ネック) · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 喉に詰まって息ができない
  • 喉に詰まったようにえずく
  • よだれ
  • 嘔吐
  • 消化管閉塞
  • 消化管穿孔
  • 歯の破折
  • 血便
  • 便が出ない
  • 元気がなく、ぐったりする
  • ショック・循環不全
  • サルモネラ感染症

この食品について詳しく

鶏の首は犬用のおやつとしてよく話題になりますが、加熱したものと生のもので危険の質が変わるため、まずそこを分けて考える必要があります。 加熱した鶏の首は与えないでください。AKCは加熱した鶏の骨は簡単に裂け、窒息や消化管の穿孔を起こしうるため必ず外すよう案内しています。水炊きやスープを取ったあとの首、焼き鳥やローストチキンに付いてきた首がこれにあたります。 生の首は裂けにくいだけで、安全という意味ではありません。第一に大きさです。鶏の首は中型犬なら一口で飲み込める長さなので、丸のみ癖のある犬や小型犬では食道に詰まったり腸を塞いだりします。Merck獣医マニュアルは骨のようにゆっくりしか消化されない物を消化管閉塞の原因に分類し、食欲不振、吐出、嘔吐、下痢、元気消失、ショックを症状として挙げ、36~48時間で通過しなければ内視鏡または手術での摘出が必要で、放置すれば穿孔・内毒素血症・循環血液量減少性ショックに進むとしています。第二に歯です。あごの力が強い成犬が強くかむと歯が欠けます。第三に細菌です。FDAの調査では生食タイプ196検体のうち15検体からサルモネラ、32検体からリステリアが検出され、Merckは生肉食が犬のサルモネラ症と菌の排出に関連し、その排出が同居する人の発症と関連づけられていると説明しています。フリーズドライや乾燥製品も、水分が抜けるだけで骨であることは変わりません。 見るべきサインは二種類です。食べた直後にえずく、よだれが増える、呼吸が苦しそうというのは窒息や食道閉塞です。一、二日後に嘔吐を繰り返す、おなかを痛がる、便が出ない、黒いタール状の便や血便が出るというのは閉塞や穿孔を疑います。 飲み込んだのを見た場合は、症状がなくてもすぐ動物病院に連絡してください。家庭で無理に吐かせてはいけません。骨が戻る途中で食道を裂きます。のどに手を入れて取ろうとするのもやめてください。

よくある質問

鶏の首を丸ごと飲み込みました
様子を見ずにいますぐ動物病院へ連絡してください。Merckは飲み込んだ異物が36~48時間で通過しない場合は摘出が必要とし、放置すれば穿孔やショックに至るとしています。家庭で吐かせると骨が戻る途中で食道を裂くおそれがあるので絶対にしないでください。
生の鶏の首は生食の定番おやつではないのですか
よく与えられていますが、生の骨でも閉塞・窒息・歯の破折の危険は残ります。FDAは生食タイプのペットフードからサルモネラとリステリアを検出しており、Merckは生肉食と同居する人の発症との関連も指摘しています。小型犬や丸のみ癖のある犬には勧められません。
フリーズドライの鶏の首なら安全ですか
乾燥で抜けるのは水分だけで、骨であることは変わりません。大きさも同じなので丸のみの危険は残り、乾燥して硬くなる分、歯が欠ける危険はむしろ上がります。使うなら必ず見ている前で与え、可能なら別の噛むおやつを選んでください。

出典

  1. American Kennel Club
  2. Merck Veterinary Manual
  3. U.S. Food and Drug Administration
  4. Merck Veterinary Manual

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。