シナモン
注意シナモンパウダー自体は犬にとって中毒性の食品ではなく、Pet Poison Helplineは多くのペットで問題になるには小さじ1杯以上が必要としています。一方でシナモンの精油は少量でも危険で、粉を吸い込むと気管支けいれんを起こすことがあります。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 口の中の刺激
- 咳
- 喉に詰まったようにえずく
- 呼吸困難
- 低血糖
- 頻脈
- 元気がなく、ぐったりする
この食品について詳しく
シナモンは、ぶどうやキシリトールのような意味での中毒食品ではありません。米国ケネルクラブ(AKC)はシナモンが犬に対して有毒ではないと明記し、Pet Poison Helplineは多くのペットで問題が起きるには粉を小さじ1杯以上食べる必要があるとしています。シナモンをふったりんごをひと切れ盗み食いした程度であれば、様子をみてよい状況です。
それでも注意が必要な理由が三つあります。ひとつ目は大量摂取です。Pet Poison Helplineは、粉を大量に食べた場合や精油に触れた場合、低血糖、肝臓の障害、嘔吐、下痢、心拍数の変化が起こりうるとしています。ふたつ目は吸い込みです。粉は肺をひどく刺激するため、咳、むせ、呼吸困難、気管支けいれんが起こります。犬の顔の近くで粉をふったり、容器を開けたまま置いたりしないでください。三つ目は精油です。VCAはシナモンオイル(oil of cinnamon)を犬に有毒な精油のひとつとして挙げ、口から入った場合だけでなく皮膚についた場合も中毒になりうること、家庭で吐かせたり活性炭を与えたりしてはいけないことを明記しています。アロマディフューザー、シナモンの香りのキャンドル、ポプリは、粉とはまったく別の危険です。
日本の家庭でシナモンが単独で出てくることはまれで、たいていシナモンロール、アップルパイ、クッキー、シナモンシュガーのトースト、チャイやシナモンラテという形で現れます。AKCが指摘するとおり、人間用の焼き菓子にはキシリトール、チョコレート、レーズンが一緒に入っていることがあり、そちらのほうがはるかに危険です。キシリトールは約100mg/kgで低血糖、500mg/kgを超えると肝不全を起こしえます。レーズンは少量でも急性腎障害を起こします。同じ菓子にナツメグが入っていることも多くあります。シナモンスティックをかませるのもすすめられません。口の中が荒れ、かけらが刺さることがあります。
まず、そのシナモンが何に入っていたかを確認してください。粉を少し食べただけなら、水を用意して嘔吐・下痢・咳を観察します。精油やポプリに触れた場合は緊急です。絶対に吐かせず、体についたものは食器用洗剤で洗い流し、すぐにかかりつけの動物病院か夜間救急動物病院に連絡してください。菓子パンや焼き菓子を食べた場合は、包装を持って受診し、原材料表示を見せてください。
よくある質問
- こぼれたシナモンパウダーをなめました
- Pet Poison Helplineは、多くのペットで問題になるのは小さじ1杯を超えた場合としています。少量なら水を用意して嘔吐・下痢・咳を観察してください。体の小さな犬は影響を受けやすいので、量がはっきりしない場合は動物病院に電話して確認してください。
- シナモンロールを食べてしまいました
- シナモンよりも一緒に入っている材料が問題です。キシリトール、チョコレート、レーズンが入っていれば緊急ですし、バターと砂糖だけでも小型犬には負担になります。包装と原材料表示を持って、いますぐ動物病院に連絡してください。
- シナモンのアロマオイルやディフューザーは大丈夫ですか
- 粉とはまったく別の危険があります。VCAはシナモンオイルを犬に有毒な精油に分類し、口からだけでなく皮膚からも中毒が起こりうるとしています。絶対に吐かせず、付着した部分を食器用洗剤で洗ってからすぐ動物病院に連絡してください。