ココナッツウォーター
注意ココナッツウォーターは中毒性の食品ではなく、少量なら問題ありません。ただしカリウムが多く腎臓病の犬には注意が必要で、量が多いと下痢をします。水の代わりに与える飲み物ではありません。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 下痢
- 軟便
- 嘔吐
- 腹痛
- おなら・ガスの増加
- 徐脈
この食品について詳しく
ココナッツウォーターは犬にとって中毒を起こす食品ではありません。米国ケネルクラブ(AKC)は、ココナッツの果肉・ココナッツミルク・ココナッツウォーターを犬が口にしても安全なものとして挙げたうえで、ココナッツウォーターはあくまでおやつとして与えるものであり、水の代わりにしてはいけないと明記しています。この一文がこの項目の要点です。
実際に問題になるのは二点です。ひとつはカリウムです。AKCは、ココナッツはカリウムが多いため、腎臓病や電解質異常のある犬では注意が必要だと述べています。腎機能が落ちてカリウムをうまく排泄できない犬にカリウム飲料を習慣的に与えると、高カリウム血症から徐脈や不整脈につながります。「水分補給に」とシニア犬へ毎日与えるのが、いちばん避けたい組み合わせです。もうひとつは消化器です。ASPCAは、生のココナッツの果肉やミルクに含まれる油分が胃腸の不調や軟便、下痢を起こし得るとしており、AKCもココナッツを与えたときにまず見るべき副作用は下痢だと説明しています。
ラベルも確認してください。市販のココナッツウォーターには砂糖や果汁、香料を加えた製品が多く、「ゼロ」表示のものには別の甘味料が入っていることがあります。犬に与えるなら無添加の100%ココナッツウォーターで、量は小さじ1〜2杯程度にとどめます。おやつは全体で一日の必要エネルギーの10%以内に収めてください。ココナッツの殻や外皮は絶対に与えないでください。AKCは腸閉塞の危険として明記しています。
ひとつ誤解を正しておきます。嘔吐や下痢で脱水した犬にココナッツウォーターを飲ませて電解質を補おうという考えは危険です。脱水の原因はそのまま残りますし、電解質の組成も犬の輸液に合いません。下痢や嘔吐が続く、歯ぐきが乾いている、ぐったりしているといったときに必要なのは冷蔵庫の飲み物ではなく動物病院です。飲んだあとに強い下痢や嘔吐の繰り返し、元気消失が出た場合も、様子を見ずに動物病院へ連絡してください。
よくある質問
- 暑い日に水の代わりに与えてもよいですか
- いけません。AKCはココナッツウォーターをおやつとして与え、水の代わりにしないよう明記しています。犬に必要なのはいつでも飲める新鮮な水で、カリウムの多い飲料を常用させるのは腎臓の弱い犬に負担になります。
- 下痢で脱水しているようです。電解質補給に使えますか
- おすすめしません。脱水の原因が残ったままですし、人向けの電解質飲料は犬の輸液組成とは異なります。下痢が続く、歯ぐきが乾く、ぐったりしているといった状態なら、動物病院で輸液が必要かどうかを判断してもらってください。
- 腎臓が悪い犬に少しだけなら大丈夫ですか
- まずかかりつけの獣医師に確認してください。AKCはココナッツのカリウム量を理由に、腎臓病や電解質異常のある犬では注意が必要としています。腎臓用の療法食を食べている犬に自己判断で追加するのは避けてください。