ココナッツ
注意ココナッツは少量なら重い害は出にくいものの、ASPCAは果肉やミルクに含まれる油が胃腸障害・軟便・下痢を起こしうるとしています。殻や繊維質の外皮は腸閉塞の原因になるため絶対に与えないでください。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 軟便
- 腹痛
- おなら・ガスの増加
- 膵炎
- 腸閉塞
この食品について詳しく
ココナッツは毒性のある食品ではありませんが、「脂肪」と「殻」という二つの問題があります。ASPCAは、ココナッツやココナッツを使った製品は少量であれば重篤な害を及ぼす可能性は低いとしたうえで、生のココナッツの果肉やミルクに含まれる油が、胃腸の不調、軟便、下痢を引き起こすことがあると明記しています。
米国ケネルクラブ(AKC)は、無糖で添加物のないココナッツの果肉・オイル・ミルク・ウォーターであれば少量を分け与える程度は問題ないとし、オイルについては大型犬で一日小さじ1杯程度までを目安としています。小型犬ならそれよりずっと少なくし、膵炎の既往がある犬には高脂肪のおやつ自体が危険です。ココナッツウォーターはカリウムが多く、腎臓病のある犬には向きません。AKCも水の代わりではなく、おやつとして与えるものだと明言しています。
絶対に与えてはいけないのは殻と繊維質の外皮です。AKCはこれを「木の枝や木片を食べるようなもの」と表現し、重い消化器のトラブルや腸閉塞につながるおそれがあるとしています。
日本の家庭で実際に問題になるのは加工品です。ココナッツロングやフレークは加糖のものが多く、ナタデココはシロップ漬けです。ココナッツミルクはたいていカレーやスープに使われ、玉ねぎと一緒に煮込まれています。玉ねぎやにんにくは犬に有毒なので、料理から具だけ取り分ける方法は安全ではありません。殻のかけらを飲み込んだ場合や、脂肪の多いココナッツ製品を食べたあとに嘔吐をくり返す、背中を丸めて痛がる、食欲がなくぐったりするといった様子があれば、今すぐ動物病院か夜間救急に連絡してください。膵炎や閉塞のサインです。家庭で吐かせようとしないでください。
よくある質問
- ココナッツオイルをフードに混ぜてもよいですか
- 少量なら可能です。AKCは大型犬で一日小さじ1杯程度までを目安としています。小型犬はさらに少なく、膵炎の既往がある場合や体重管理中の場合は必ず獣医師に相談してください。急に増やすと下痢をします。
- ココナッツの殻をかじってしまいました
- AKCは殻や外皮を木片を食べるのと同じとみなし、与えないよう明言しています。飲み込んだかけらがある場合は今すぐ動物病院に連絡してください。嘔吐のくり返し、腹痛、便が出ないことは閉塞を疑うサインです。
- ココナッツウォーターは水の代わりになりますか
- なりません。AKCも水の代替ではなくおやつとして与えるものだとしています。カリウムが多いため腎臓病のある犬には向かず、加糖タイプは糖分も問題になります。