加熱した骨

危険

加熱した骨は化学毒ではなく物理的な危険。もろくなって鋭く裂け、歯の破折、食道や腸の閉塞、消化管穿孔を起こす。米国FDAは骨のおやつで約68〜90件の健康被害と約15件の死亡を把握している。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

加熱した骨 · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

おやつとして与えないでください

体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 喉に詰まったようにえずく
  • よだれ
  • 嘔吐
  • 血便
  • 排便時に強くいきむ
  • 腹痛
  • 元気がなく、ぐったりする
  • 倒れる

この食品について詳しく

加熱した骨は化学的な毒ではなく、物理的な凶器である。加熱によって骨から水分が抜けてもろくなり、噛んだ瞬間に槍のように鋭く裂ける。米国FDAは2010年から2017年にかけて、加工された骨のおやつに関連して約68〜90件の健康被害報告と約15件の死亡を受理した。実際に起きるのは歯の破折、食道や腸の閉塞、消化管穿孔とそれに続く敗血症性腹膜炎、そして砕けた骨粉が固まって起こる重度の便秘である。日本の家庭で多い経路は、焼き鳥の骨と串、唐揚げや手羽先の骨、骨付きチキン、そして煮込んだ鶏の骨である。特に長時間煮た鶏骨は薄く細長く裂けやすく、食道や腸を貫きやすい。危険度は骨の大きさと犬の体格差で変わる。時間経過も重要である。のどに詰まる窒息は即座に起きるが、閉塞は多くが12〜72時間、穿孔と腹膜炎は24〜96時間で表面化する。つまり食べた当日に元気でも安心はできない。えずき、よだれ、嘔吐、血便、排便しようとしても出ない、腹痛、発熱、元気消失、虚脱がサインである。骨を飲み込んだ可能性があれば、すぐにかかりつけの動物病院へ連絡すること。家庭で吐かせては絶対にいけない。鋭い破片が逆流する際に食道を裂く恐れがあり、吐かせるか内視鏡で取るか手術するかは、画像検査を見た獣医師が判断すべき事柄である。

よくある質問

焼き鳥の骨を飲み込みましたが今は元気です。様子見でよいですか?
自宅での様子見だけでは不十分です。窒息は即時ですが、閉塞は12〜72時間、穿孔と腹膜炎は24〜96時間で現れます。今は無症状でも動物病院に連絡し、レントゲンなど画像検査の要否を相談してください。
吐かせて出させたほうが早くないですか?
いけません。鋭い骨片が逆流する際に食道を裂き、飲み込んだだけの状態を外科的な緊急事態に変えてしまいます。吐かせるか、内視鏡で取るか、手術するかは、画像検査を確認した獣医師が決める判断です。
市販の骨のおやつなら安全ですか?
FDAが警告した対象がまさに加工された骨のおやつで、2010〜2017年に約68〜90件の健康被害と約15件の死亡が報告されています。加熱の有無にかかわらず歯の破折や閉塞の危険は残るため、与える前にかかりつけ医に相談してください。

出典

  1. Cornell University College of Veterinary Medicine, reporting the US FDA bone-treat warning

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。