クランベリー
注意無添加のクランベリー数粒に毒性はありませんが、量が多いとシュウ酸カルシウムの膀胱結石の原因になります。本当に危険なのはレーズン入りのドライフルーツミックスと、砂糖や酒を使ったソースです。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 食欲不振
- 排尿困難・排尿時の痛み
- 血尿
この食品について詳しく
クランベリーそのものは中毒を起こす食品ではありません。米国ケネルクラブ(AKC)は、味付けをしていない生や加熱したクランベリー、ドライクランベリーは少量であれば犬に与えても問題ないとしています。ただし「少量であれば」という条件がつく理由があります。
ひとつは結石です。AKCは、クランベリーを大量に与えると膀胱にシュウ酸カルシウムの結石ができることがあると明記しています。「尿路によい」というイメージから毎日サプリのように与える飼い主さんがいますが、犬ではむしろ結石のリスクを高める方向に働きます。結石の既往がある犬や、排尿の回数が増えて苦しそうな犬に自己判断で与えるのはやめ、獣医師に相談してください。もうひとつは単純に量の問題で、食べ過ぎれば嘔吐や下痢を起こします。
それでも救急になる原因の多くはクランベリー自体ではありません。AKCは、ドライクランベリーがレーズンなど他のドライフルーツと混ぜて売られていることが多い点を警告しています。ぶどうとレーズンは犬にとって強い毒性があり、数粒でも急性腎障害を起こしえます。日本の家庭にあるミックスドライフルーツ、グラノーラ、シリアル、ナッツとドライフルーツの詰め合わせがまさにその形です。クランベリーソースやジュースも砂糖が多く、洋酒を使うレシピもあります。人用のクランベリーサプリはキシリトールが入っていることがあるため使わないでください。
ミックス製品を食べてしまった場合は、パッケージを持って今すぐかかりつけの動物病院か夜間救急動物病院に連絡してください。レーズンが入っていたか分からない場合も同じです。ぶどう中毒は消化器症状が6~12時間で出ますが、危険な腎数値の上昇は24~72時間後です。いま元気に見えることは安全の証明になりません。家庭で塩やオキシドールを使って吐かせようとしないでください。
よくある質問
- ドライクランベリーを少し食べました。様子を見てよいですか
- クランベリーだけの製品で量が少なければ、下痢程度で済むことが多いです。問題はレーズンが混ざったミックス製品です。原材料表示を確認し、レーズンが入っている、または分からない場合は今すぐ動物病院に連絡してください。
- 膀胱炎によいと聞いて毎日与えています
- 続けないでください。AKCは大量のクランベリーがシュウ酸カルシウムの膀胱結石につながると案内しています。人用サプリにはキシリトールが含まれることもあります。尿のトラブルは尿検査と処方で対応すべきものです。
- クランベリーソースやジュースは与えられますか
- 与えないでください。砂糖が多く、レシピによっては洋酒が入ります。分け与えるなら、味付けをしていない生または加熱しただけのクランベリーをごく少量にとどめてください。