フライドチキン

注意

フライドチキンは、油と塩とにんにくを含む衣に加え、裂けやすい加熱後の骨が一切れに同居しています。脂肪は急性膵炎を、骨は窒息と消化管穿孔を招きます。身だけ外しても味付けは残ります。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

フライドチキン · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 繰り返す嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢
  • 食欲不振
  • 元気がなく、ぐったりする
  • 脱水
  • 背中を丸める・前半身を低くしてお尻を上げる姿勢
  • 喉に詰まって息ができない
  • 消化管穿孔
  • 歯ぐきなどの粘膜が白っぽくなる
  • ヘモグロビン尿

この食品について詳しく

フライドチキン一切れには、犬にとっての危険が三層に重なっています。 第一に油です。衣と皮は揚げ油をそのまま含んでいます。Merck獣医マニュアルは犬のフードで1,000kcalあたり脂肪20g未満を推奨し、食事の不適切な摂取を急性膵炎の一般的な危険因子としています。ミニチュア・シュナウザーで発生が際立って多く、ヨークシャー・テリア、コッカー・スパニエル、ダックスフンド、プードルでも多いとされます。症状は食欲廃絶、繰り返す嘔吐、元気消失、腹痛、下痢、脱水で、VCAは前肢と頭を床につけてお尻を上げる姿勢を典型として挙げています。早ければ数時間、通常は一日以内に始まり、重症では予後が保証できません。 第二に味付けです。から揚げの下味やフライドチキンのスパイスには、にんにくとしょうがやおろし玉ねぎがほぼ必ず入ります。Merckは生の玉ねぎ15~30g/kgで犬に症状が出るとし、にんにくは玉ねぎの3~5倍強く、実際の中毒の多くが粉末や乾燥フレークなど濃縮された形で起きていると説明しています。赤血球の障害は24時間以内に始まり72時間ごろに最大となりますが、溶血が現れるのは3~5日後です。歯ぐきが白い、尿が赤褐色、呼吸が速いといった所見はすでに遅いサインです。さらに塩分が加わります。AKCによれば体重15kgの犬に必要なナトリウムは一日200mg程度です。 第三に骨です。AKCは加熱した鶏の骨は簡単に裂け、窒息や消化管の穿孔を起こしうるため必ず外すよう案内しています。Merckは骨のようにゆっくりしか消化されない物が閉塞の原因になり、36~48時間で通過しなければ内視鏡または手術での摘出が必要で、放置すれば穿孔や内毒素血症、循環血液量減少性ショックに進むとしています。 骨を飲み込んだ場合は、症状がなくてもいますぐ動物病院に連絡してください。身だけを少し食べた場合でも味付けが付いていたなら、量・時刻・種類をメモして連絡してください。家庭で無理に吐かせてはいけません。骨のかけらが戻る途中で食道を傷つけます。

よくある質問

から揚げの骨を飲み込みました
様子を見ずにいますぐ動物病院へ連絡してください。加熱した鶏の骨は鋭く裂け、食道や腸を塞いだり穴を開けたりします。Merckは異物が36~48時間で通過しない場合は摘出が必要としています。家庭で吐かせると、骨片が戻る途中で食道を裂くおそれがあるので絶対にしないでください。
衣をはがして身だけ与えれば大丈夫ですか
十分ではありません。下味とタレは身までしみており、揚げ油も入り込んでいます。にんにくや玉ねぎは衣を外しても残ります。鶏肉を与えるなら、皮と骨を外し、味付けをせずにゆでるか焼いた胸肉を少量だけにしてください。
ソースやマヨネーズをなめてしまいました
ソースはにんにくと玉ねぎが主体、マヨネーズは脂質のかたまりです。少量なら軽い胃腸の不調で済むことが多いですが、ネギ属による溶血は3~5日後に現れます。その間は歯ぐきの色、尿の色、呼吸の様子を観察し、異常があれば受診してください。

出典

  1. Merck Veterinary Manual
  2. Merck Veterinary Manual
  3. American Kennel Club
  4. Merck Veterinary Manual
  5. VCA Animal Hospitals
  6. American Kennel Club

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。